阪神・近本光司外野手（２９）の個人トレーナーを務める「こころ整骨院」（奈良県）代表の仲林久善氏（３８）が２６日、体の仕上がりの良さに太鼓判を押した。１１月に３０歳を迎える今季。まだまだ衰えは感じさせない。

　「今年はかなり仕上がりが早いと思います。いつも疲れがたまってきたときは、臀部（でんぶ）や腰、足まわりをほぐしてほしいと言うんですけど、今回はそういうのがなかった。流す程度でいいという感じでした」

　今回で４度目となった鹿児島・沖永良部島での自主トレに例年通り帯同した仲林氏。これまでとは違う体の変化を感じたという。「筋肉にいい意味での張りが自主トレを始めて早々に出てきました。疲労の張りではなくて、仕上がっている方の張りです」と明かした。

　体の状態は打球にも表れていた。自主トレ３日目に行ったロングティーでは柵越えを放つなど、力強い打球を披露。「例年なら柵越えするのはだいたい７日目ぐらい。無理して飛ばしてというのではないので、かなり状態はいいのではないかと思います」と説明した。

　さらなる成長にも期待を寄せる。「ケアをしていても回復が早いです。心肺機能も上がっても、落ちるのが早いですし。そこは数年間変わってないですね。個人の成績に関してはまだ課題もあると本人も言っています。今年も頑張ってもらいたい」。今季も献身的なサポートで支えていく。