阪神・岡田監督「バルはよかったよ」ドミニカのトライアウトで育成選手2人獲得「ミエちゃんが迎えに来てた」【一問一答】
阪神の岡田彰布監督が26日、甲子園球場で取材に応じ、ドミニカ共和国で行ったトライアウトから投手2人を育成枠で獲得する方針を明かした。球団初の試みで「ミエちゃんが迎えに来てたらしいで、空港に」とアテンド役を務めたのがヨハン・ミエセス外野手であることも明かした指揮官。過去にバルディリスが育成枠から支配下を勝ち取ったが「バルはよかったよ」と回顧した。
以下、岡田監督との一問一答。
◇ ◇
-嶌村本部長も来ていたが、ドミニカの話は?
「ああ、見たよ。映像。なんか、2人くらい取るみたいやけど」
-育成で?
「うん、育成、育成」
-ピッチャーを?
「ピッチャーやな」
-野手は?
「野手は全然アカンいうとった。なかなか、野手は難しいわな」
-投手は何人いてもいい。
「若いし、24くらいかな。2人とも」
-球の速さなど、特徴がはっきりしている。
「まあ、育成で取るんやからな。そこまでじゃないけど、150近くは投げてるな」
-プロの実績は。
「ほとんどないと思う」
-将来性や伸びしろは?
「まとまってるというかな。コントロールもな、そんな悪くないみたいやし、まあ、育成でな、そんな練習もしてないと思うから。日本でな、鍛えたら化ける可能性があるピッチャーやと思うけどな」
-2月のキャンプに。
「キャンプは来ない、それは間に合わん」
-ビザ考えたら7月。
「いや、分からん。3月とかいうてたけど、早くても3月かな」
-2人とも150近く投げる。
「うん、そうそう」
-右ですか?
「右、右」
-アメリカでのプレー経験は?
「全然ないみたいやで。ちょっと下の方の(ルーキーリーグとか?)そんなんやってたみたいやけどな」
-トライアウトしないと存在を知らない選手。
「だから初めてやからな。まあ、初めて、めちゃくちゃ人数来てたみたやけどな。70人くらい、70何人とか言うとったけどな、おーん」
-ある程度、長い目で見るという感じか。
「そうやなあ、日本のな、野球にね、どれだけ対応できるかやけど。まあ、初の試みやから、そういう形でな、おーん、1人でも2人でもな、そこから支配下とかなればな、そらプラスなると思うけどな」
-来年以降もやってみようかとは。
「おん、なんかそういう感じやった、おーん」
-それは(2軍施設が)大物へ移転することもあってか?
「どうやろ、今は2部屋空いてるからちょうどって(笑)来年からはいっぱい部屋空くんやろうけど(笑)」
-いい意味で育成枠が使える。
「そうそう、おーん」
-(実際に)見るのは3月くらい?
「3月やろ、おーん。そんなもんすぐは無理無理」
-過去にはバルディリスがいた。
「バルはよかったよ、でもな。バルの時にはもう1人きたんや、ピッチャーな。もう1人は全然あかんかったな。もう1人は日本のあれに馴染めんかったやろ、いろんな面でな」
(続けて)
「またこれで日本に行けるみたいな形で、来年以降も、やっぱり、1人でも2人でもとっておけば、また違ってくるやろな、選手もな」
-ミエセスが先輩として。
「ミエちゃんは迎えに来たらしいで空港に。坂(球団副本部長)を迎えに来た言うとった」
-見た映像はテストの?
「そうそう。テストの映像」
-対戦形式?
「バッターも立ってたけど。バッターもそら、あんまりええバッターがいてない。野手の方がいってなかったから。それは参考にならんけど」
-藤川SAからこういう選手ですというコメントは?
「いや、それはまだまだおうてないよ」
-後々、球団もこうなりましたっていう(報告が)。
「あ、言うんちゃう」
-名前も分からない。
「名前聞かんかったな。24歳のピッチャーとか。名前が分からんわ。全然」
-2人とも24歳?
「24と5かな。そんなんやで。同じような歳やわ。そんなん調べても多分、出てけえへんと思うけど。名前はっきり聞いてないもん」