阪神・中野「かっこいいな」 金色だらけユニで本拠開幕ゴールドラッシュへ “吉兆”京セラ3連戦でチャンピオンユニ使用

 2024『チャンピオンユニホーム』デザイン発表に出席した伊藤将(左)と中野(撮影・中田匡峻)
 袖のエンブレムを見つめる伊藤将(左)と中野
 2024『チャンピオンユニホーム』デザイン発表に出席した伊藤将(左)と中野(撮影・中田匡峻)
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 阪神の中野拓夢内野手(27)が27日、甲子園球場の施設内で行われた「チャンピオンユニホームお披露目会見」に伊藤将司投手(27)と参加。このユニホームは京セラドームでのホーム開幕3連戦(4月2~4日)で着用する。昨季は同球場で球団史上初のレギュラーシーズン8戦全勝と驚異の相性を誇り、中野自身も得意の舞台。金色の戦闘服で“開幕ゴールデンダッシュ”を決める。

 名前も金、球団名も金、袖の虎までも金でデザインされた。中野も初めて袖を通し、キリッと表情を引き締める。「この色を見たらチャンピオンになったんだなという実感と、本当にかっこいいなって思ってます」。王者にしか味わえない着心地。大事なホーム開幕はキラッキラの戦闘服で迎えることになる。

 今年も選抜高校野球大会の開催に伴い、ホーム開幕は甲子園ではなく京セラ開催。本拠地は使えないが、吉兆データがある。それは京セラドームで昨年のレギュラーシーズン8戦全勝ということ。「日本シリーズでも京セラでいい試合ができましたし、個人としてもチームとしてもいいイメージがある」。ロケットスタートを切るには、うってつけの舞台だ。

 昨季は中野自身も同球場で8試合に出場し、31打数11安打で打率・355。開幕カードのDeNA戦という似た条件でも打率・400の好ダッシュを決めている。「いいイメージを持って打席に入れます」。DeNAとの対戦成績は13勝12敗とセ・リーグの5球団で一番苦しめられたが、一度リセット。「今年はお互いに違った戦い方もある」と先入観を持つことはなかった。

 過去2年でシーズン開幕は酸いも甘いも味わっている。「スタートダッシュを切る、切らないでチームの雰囲気も全然変わる」。昨季こそ4連勝で始まったが、22年は9連敗のどん底を経験。「開幕で嫌なイメージを与えられるようにやっていきたい」と各球団との初対戦は特に重要だと説いた。

 新選手会長として、球団史上初の連覇へと挑むシーズン。ついに2月1日からは春季キャンプが始まる。「自主トレが始まったぐらいから、もう始まるなという気持ちでやっていた」と準備は万全。チームには開幕までに雰囲気を高めていくことを求めた。23年はWBCで金メダル獲得から、リーグ優勝と日本一に貢献。今季は金の戦闘服でゴールデンスタートの立役者となる。

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