阪神の岡田彰布監督（６６）が２７日、報道陣の取材に応じ、開幕戦でぶつかる巨人を警戒した。今オフの補強状況などを見て「一番補強してるんちゃう」と断言。２年連続Ｂクラスに沈んでいることもあり「そら相当な覚悟でそないしてやっぱりやると思うよ」と語った。

　以下、岡田監督との一問一答。

　－テレビで門別を北海道でもと。

　「この間も、ちょっというたけどな。会議のときに平田にはいうといたけどな。せっかくのお、地元で。今年あれへんから、北海道」

　－３月に入ると先発ローテ候補が投げる時期に入る。そこで投げさせるのは。

　「まあ、まだアタマやからな。３月のな。だから、ちょっとわからへんやん。メンバーも。だって、帰ってきて侍もあるやろ？すぐ集合やろ？野手にしてもな、全部は行けへんと思うからな」

　－特別扱いではないが、期待をしている。

　「そら、お前、地元やから。北海道で。そらお前、家族とか、両親とか見に来るやろ。なあ、せっかく、お前なあ」

　－２月後半は同一リーグとの試合が多い。そこを避ける意味でも。

　「避けるというか、そんなに無理して投げる必要はないけど。でも、なあ、せっかく。何か、向こう寒いらしいな、エスコンな。まあ、ドームやったらまだあったかいし、ちょうどええんちゃう？凱旋登板で」

　－門別は紅白戦は？

　「紅白戦はそら投げると思うよ。そんな長いイニングちゃうからな、なあ。それはもうちょっとファームのピッチャーも含めて人数ぎょうさん投げさせたいよな」

－野手も主力は紅白戦に。

　「そのへんからやろな」

　－門別を左打者に当てたいとかは？

　「それはない、それはない。そんなん先発いくんやから。先発組いうことは右、左関係なしでいかんと。そんなんお前」

　－茨木も北海道。

　「そうやった？あれ。長岡やろあれ。そうか、それやったら投げてもええやん。あいつ北海道か出身。あっそう、ほんなら別に投げたらええやん（笑）俺、高校が長岡とばっかり思とったからお前、おーん」

　－番組で巨人を手こずりそうな相手と。

　「まあ、だから結局は、なあ、向こうも今年９０周年という節目だし、監督代わるなあ、それで２年連続な、Ｂクラスとか、いろんなんがあるからさ。それ当然、現場もそうやけどフロントも球団も、そらそんなんじゃアカンみたいみたいななるのは当たり前やからな、おーん」

　－何年も続けて低迷するようなチームじゃない。

　「まあ、だから補強でも一番してるんちゃう、セ・リーグの他の球団に比べたらな。そら当然そうなるけどな、おーん。そら相当な覚悟でそないしてやっぱりやると思うよ。球団全部フロントも含めてな、おーん、現場、フロント含めてな」

　－勝敗ほどの差はない。

　「まあ、そんな差はない。だって去年は勝ち過ぎたもんな。そんな差はないと思うけどな」

　－昨年戦って実感

　「東京ドームではな。開幕いうのもあるしな、そうやってな。先手打たれたけどな。開幕投手に関しては」

　－先手打たれたって意識なのか。

　「えらいはよ言うたなと思って」

　－やりにくさは。

　「俺はそんなこだわりないんやけどな、ハッキリ言うて。ピッチャー出身はこだわりあるかもわからんけどな、開幕投手いうのはな」

　－そのこだわりに応えてあげたい一方で勝ちも。

　「そらしんどいと思うよ、１カ月は絶対当たるもんな、４週くらいは、そら、エースとばっかり当たると思うよ」

　－巨人の補強で気になるのは。

　「一番気になるのは外国人やろ。最近そんな、あんまりメジャーでホームラン何百本打ってるのって来てないやんか。どんなんかはキャンプでスコアラーが当然マークするやろ」

　－そういう選手を連れてくるのも本気度の表れ。

　「うーん。そら、どんなんか分からへんから見てからやけどな」

　－初見の選手のどこを見る。

　「まあ、どやろ。オープン戦出さへんやろな、分かれへんけどな。二回あるんか。まあそれは他のチームとの対戦とかもスコアラーが見にいっとるから。まあ、最初が大事やけどな。最初のイメージというかな」