阪神・門別 「一番課題」理想のスライダー習得だ 「途中まで真っすぐに見える変化球」 合同自主トレで沖縄入り

 先乗り自主トレで沖縄入りした門別(左)と漆原(撮影・山口登)
 沖縄入りして気合を入れる(前列左から)藤田、野口、中川(後列左から)門別、茨木、富田、椎葉(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の1軍春季キャンプに参加するメンバーが28日、伊丹空港発の航空機で沖縄入りした。29日からキャンプ地の「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で合同自主トレを行う。スッキリした髪形で登場した門別啓人投手(19)はキャンプでスライダーを磨くことをテーマに掲げた。

 高卒2年目での開幕ローテ入りへ。門別はスライダーのレベルアップを課題に挙げた。カーブ、フォークなども操る左腕は「真っすぐはずっとやっていこうと思っていますが、スライダーは一番課題になってくる」。武器の直球と並行し、変化球にも磨きをかける。

 理想のスライダーもイメージできている。「投げた瞬間に変化球と分かるのではなくて、途中まで真っすぐに見える変化球を投げたい」。打者の手元で変化するような軌道の習得を目指す。

 その意味でも1軍キャンプは絶好の機会。「先輩はだいたい投げられている。教えてもらったりして練習したい。聞ける人には聞きたい」と貪欲に先輩を質問攻めする意気込み。キャンプ期間中は「ケガしない程度に投げ込みをしたい」と、先輩から教わったことをどんどん実践していく。

 自身初の1軍キャンプは間もなくスタートする。「1カ月切れないので」とこの日は沖縄への移動前に美容室へ行き、さっぱりしたヘアスタイルで登場した。「本当、始まるなという感じです。今はそれしかないです」。待ちに待ったキャンプインに胸を高鳴らせた。

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