阪神・岡田監督 野口の存在感に「そら魅力や」「天性のもんやろうな」一問一答

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 昨年11月に育成枠から支配下登録され、1軍キャンプに抜擢された阪神・野口恭佑外野手(23)が、居残り特打で驚異的な飛距離をアピール。岡田彰布監督(66)も「そら魅力や」と期待感を示した。

 岡田監督の主な一問一答は以下。

 -野口はよく飛ばしていた。

 「なあ。(今キャンプで)初めて見たよ、野口。(前日は)ちょうどブルペン行ってる時間で、バッティング最初やからな、あいつな。(今日は)ちょうどお前、個別で打つからと思って」

 -飛ばすコツをつかんでいる。

 「遠くに飛ばす、なんか、持ってる、それはそんな教えるもんじゃないからなあ。遠くに飛ぶやつは、最初から飛ぶで」

 -弾道も天性のものがあるのか。

 「ボールが上がるもんな。上がるいうことは、ある程度運べてるんやろな。こう、パカーンっと終わらんとな。上がるというかな」

 -魅力?

 「そら魅力や。そらもう、最初から持ってるやつっておるやんか。地肩のめっちゃ強いやつとかな、最初から速いボール投げるやつとかさ。そんなん、持って生まれたいうか、天性のもんやろな。それは」

 -力感なく飛ばせるのはコツを分かっているのか。

 「飛ぶというか、運んでいるイメージが強いよな。まあ、極端に言うたら、金属(バット)打ちじゃないっていうことやな。大学から(入団)やからな、4年間は木のバットを打ってるから、そのへんはだいぶ違うかも分からんけどな」

 -ゲラがブルペン入り。この時期に投げられるのは評価できる。

 「投げへんピッチャー(B・ケラー)に比べたら。(ブルペンで)1回も投げんと帰ったやんか、2回か(笑)。前も(獲得候補に)挙がっていたんよ、ゲラっていうのは。でも『もうちょっとやなあ』というのがあったけど、今回の映像はようなってたんや。候補には挙がってた。前からな、1年前から。映像見た時に、だいぶまとまってきたいうかな」

 -今日もコントロールは良さそうだった。

 「まあ、そんなばらつきはないと思うよ。今日は初めてのブルペンやからな、でも」

 -クイックもやろうとしていた。

 「ショート出身やから、クイックとかできるやろ(笑)あれはうまいと思うよ。投内とかもやらしたら、そら」

 -井端監督とはどんな話を。

 「いやいや、どんな話というか、まあ普通のあいさつ回りのあいさつ程度やで」

 -井端監督とは3月の試合の話もあったか。

 「一つ言ってたのは、こんだけプロが参加してくれると思わんかったから先にアマチュアの人選をした言うとったな。思ったよりもプロの方が出ますという返事が多かったので、というのは言うとったわ。11月(プレミア12)はそらプロばっかりになるみたいやけど」

 -3月も阪神から何人か借りたいと。

 「そうそうそう。まあ、まだ発表までは言われへんらしいけど」

 -森下は呼びたいという話が。

 「ああ、そう。それはまだ、向こうから連絡来るやろ」

 -井端監督は戦い方を参考にしたいと。

 「何を(笑)。ちょっと話しただけやん」

 -監督の野球をモチーフに。

 「何か言うとったわ。中野に2打数2安打でバントさせたからとか、その話は言うとった。4点差やったかな。そんなん勝てる時は絶対に勝たなあかんから。勝たなあかんわけやからな」

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