阪神・森下 侍入り事実上“内定” 井端監督「間違いなく必要な選手」 本人は「選ばれたら全力を」

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神の森下翔太外野手(23)が野球日本代表「侍ジャパン」入りを熱望した。3月6、7日に欧州代表との強化試合(京セラ)を控える侍ジャパンの井端弘和監督(48)が春季キャンプを視察。最終候補メンバーに入っていた森下について「一振りでチームの雰囲気を変える。短期決戦では間違いなく必要な選手」と語り、事実上の“内定”を与えた。

 井端監督の発言を受けて、森下は「選ばれたいですし、選ばれたら全力を尽くしたい。勝ちにこだわれるように、そういうところで任せてくれるような選手になりたい」と決意をにじませた。昨年11月のアジアチャンピオンシップでは出場した全3試合で安打を放ち、打率・455、1本塁打、1打点。持ち前の勝負強さを侍指揮官の脳裏に強く焼き付けた。

 再び侍戦士となる前に成すべきことがある。自主トレから新たに取り組んでいる「回旋打法」を日々磨き上げている。フリー打撃は59スイングで柵越えなしだったが「練習でホームランにはこだわっていない。コンタクトに重きを置いてやっている」と試行錯誤の内容を明かした。

 今季の打順については、プロ入り前からなじみのある「3番を打てれば」と珍しくこだわりも口にした。昨季「1」に終わった盗塁数も「2桁いければ」と目標設定。走攻守で高水準の数字を残していけば、おのずと日の丸が見えてくる。

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