阪神ドラ4・百崎 福留氏から金言「しっかりバットを振れよ」 バットの出し方など伝授
「阪神2軍春季キャンプ」(2日、具志川)
暑さも忘れるほど、夢のような時間だった。阪神のドラフト4位の百崎蒼生内野手(18)=東海大熊本星翔=が球団OBの福留孝介氏(46)から声をかけられる。「本当にすごい世界に来たなと思います」。レジェンドから貴重な助言を受け、うれしそうに耳を傾けた。
「しっかりバットを振れよ」。打撃の基本ではあるが、脳裏に刻まれた。バットの出し方など、細かい打撃技術も伝授された。「(バットの)出し方を意識してやっていけば、ボールも飛んでいくかなと思います」。高校通算39本塁打と長打力も持ち味の右打者。「大きいのを打ちたい」という目標のために、これ以上ない言葉を授かった。
まだキャンプ2日目。右も左も分からない中で大きな財産を得た。和田2軍監督は「本当にいい一日になったと思う。あとは本人次第。生かしてほしいよね」と今後の成長を願う。
百崎自身も理解していた。「自分の努力次第で変わっていくと思う。もっともっと練習に励んでいければいいかなと思います」。アドバイスを胸に刻み、偉大な先輩に近づいていく。