阪神・森下 鳥谷イズム継承誓う 新旧背番「1」共演、6日から臨時コーチ「背中見て行動していく」
阪神の森下翔太外野手(23)が5日、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターに球団OBの鳥谷敬氏(42)と選手6人で訪問した。鳥谷氏は16度目となるが、森下にとっては初の経験。「当たり前に野球をしているという環境が普通じゃないんだなというのを改めて感じた」。子どもたちとの触れ合いを通して、プロ野球選手としての自覚と責任が芽生えた。
約200人が集まり、森下も登壇。質問には笑顔で回答し、キャッチボールやハイタッチで交流を深めた。球団からはTシャツなど約300点と寄せ書きのサイン色紙を50枚贈呈。終始、和やかな空気に包まれた。
鳥谷氏とは新旧背番号「1」の共演にもなった。6日からは臨時コーチとして春季キャンプで指導を受ける。「こういう活動、行動力がすごい。何かを聞くというよりは行動とか背中を見て、自分も行動していきたい」。背番号だけでなく、鳥谷氏の背中を追いかけていく。
将来的な慈善活動にも意欲を示した。そのためには、まず野球人として活躍しなければいけない。「こういう活動ができるというのは、それだけの思いがないとできない。そういう思いも片隅に入れながら、野球をしていきたい」。子どもたちから元気をもらった。次はプレーで勇気を与える番。虎の背番号1として思いを伝承していく。