【AREで賞】阪神・青柳 今キャンプ最多95球 エースが存在感「良い感覚」
「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)
阪神の春季キャンプでその日、最も輝いた選手を独断で取り上げる『この日のAREで賞』。エースが存在感を放った。阪神・青柳晃洋投手(30)を取り上げる。ブルペンで今キャンプ最多95球を投球。全ての変化球を解禁し、クイックモーションを交えるなど、実戦へ向けた準備を進めている。
「実戦に入るにつれて、クイックとか、バッターが立った時の狙う位置とかが大事になってくるので、そういうところに入る1個手前の段階」
久保田投手コーチに今キャンプ初めて打席に立ってもらい、感覚を確認。「クイックもほぼ初めてみたいな感じだったので、全然合わない(笑)足を上げたら良い感じで投げられるんですけど。その差をなくしていかないと」と課題を挙げた。
ただ、「狙った所にしっかりいきますし、良い質のボールも多い。例年に比べたら球速も出ていると思うので、本当に良い感覚」と順調そのものだ。安藤投手コーチも、状態の良い投手を問われ、「青柳かな」と一番に名前を挙げた。「勝負する立場だと思っているので、去年よりは結果もこだわりながら、やるべきことをやっていけたら」と右腕。開幕ローテの座を確固たるものにするべく、さらに仕上げていく。