元阪神監督が「今まで見た中で一番」と恐れた助っ人とは? スパイク一足分のステップで「インハイからアウトローまで全部放り込む」
野球解説者の高橋慶彦氏が7日、自身のYouTubeチャンネル「よしひこチャンネル」を更新。元阪神監督の安藤統男氏をゲストに迎えて、各球団のこれまでの助っ人について振り返った。
安藤氏が「今まで見た外国人で一番よかった」と言い切ったのは、1987年にヤクルトに入団したボブ・ホーナー内野手。「穴がない」という助っ人は、「スパイク一足分くらいで、足踏みするみたい」というステップが特徴だった。その打法で「インハイからアウトローまで全部放り込む」というアーチストぶりに目を見張ったという。
デビュー戦の阪神戦で仲田幸司から来日1号。翌日には当時の阪神のエース・池田親興から3連発を放った。顔を赤くして強打を連発する姿は「赤鬼」と呼ばれ、「ホーナー旋風」「黒船」などと注目された。
安藤氏は、「(野球ボールが)まるでピンポン球のようだった」と振り返り、高橋氏も「今の外国人は(活躍するか否かが)くじ引きのよう。日本のレベルも上がったのだろう」と話していた。