【西山秀二氏の眼】阪神・ノイジー 2年目の活躍を確信

 「阪神春季キャンプ」(8日、宜野座)

 阪神キャンプの第2クールを視察した前中日1軍バッテリーコーチのデイリースポーツ評論家・西山秀二氏(56)がシェルドン・ノイジー外野手(29)2年目の飛躍を「確信」と評した。

   ◇  ◇

 今クールの打撃練習を見て、打者で目についたのがノイジーだった。これは“阪神あるある”だが、柵越えをするたびにスタンドから拍手が起こる。打ってる方は気分が乗ってきてミエちゃん(ミエセス)なんかは、ホームランばっかり狙ってた(笑)。そら彼ぐらいパワーがあれば打撃投手の球は柵越えできるよ。

 いつも同じ組で打撃練習をするノイジーは対照的に自分のフォームを確認するかのように、一振りごとに丁寧にセンター返しを心がけて打っていた。その姿勢を見て、来日2年目の今季はさらなる活躍を確信。オマリーやマートン…阪神には長く活躍した助っ人野手がいるが、彼らのイメージとダブって見えたんだ。

 第2クール最終日のこの日は打撃を行わなかったが、そうやって体の状態を見ながら、マイペースで調整できているのも2年目の余裕ではないか。日本シリーズを含めた後半の活躍は今季につながるはず。4番・大山、5番・佐藤輝に続く6番にノイジーがハマれば、他球団にとっては厄介な打線だ。強肩が売りの守備とともに注目したい。

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