阪神・佐藤輝 いよいよ実戦、新フォーム「早く試したい」 11、12日紅白戦

 サンズ駐米スカウト(右)の打撃アドバイスに耳を傾ける佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 打撃練習の合間に素振りをする佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 サンズ駐米スカウト(右)から打撃のアドバイスを受ける佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神春季キャンプ」(8日、宜野座)

 実戦が待ちきれない。阪神の佐藤輝明内野手(24)が11、12日に行われる紅白戦で新フォームを試す考えを示した。

 「感触いいんで早く試したいと思っています」

 昨年12月に米シアトルの「ドライブライン・ベースボール」で動作解析。そのデータに基づいて、フォームを改善した。

 その新フォームでバットを振り続けている今キャンプ。この日のフリー打撃では83スイング中10本の柵越えを記録した。その内6本は、右翼外野席に設置された防球ネット・通称「AREネット」に直撃。

 打撃の調子もいいだけに、早く生きた球で試したい。「そこでも課題が見つかると思うので。またしっかり練習で修正していって、シーズンに準備できる状態にしたい」と紅白戦で感触を確かめ、改良を重ねていく。

 全体練習後には、サブグラウンドで特守もこなし、臨時コーチの鳥谷氏から「リズム感を大事に」と助言された。6日に続く“鳥谷塾”で三塁守備も徐々に向上。第2クールを終え、「守備もバッティングも結構、いい感じで来ている」と好感触を得ている。

 岡田監督の言葉にも発奮した。指揮官は佐藤輝について「今年が1番のね、これから先の野球人生の中では大事な1年やと思うよ、今年はな。がんといってしまうか、またずっとホームラン20本くらいで終わってしまう選手かっていうな」とゲキ。佐藤輝も「一年一年大事にやっていきたい」と力を込めた。最高のシーズンとすべく、新フォームに磨きをかけていく。

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