阪神・中野VS糸原4番対決 11日紅白戦そろって立候補 中野「こういう時ぐらい」糸原「ホームラン打ちたい」

 シートノックでボールに飛びつきトスをする中野(撮影・田中太一)
 初の「4番」に向けて意気込む中野
 サングラス越しでも視界良好!?具志川からアピールする糸原
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 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)

 スタメン発表の瞬間、宜野座はドッと沸くはずだ。打順を先着順の申告制とした11日の紅白戦に、阪神・中野拓夢内野手(27)と糸原健斗内野手(31)がシーズンではありえない?4番に立候補。「選手の気持ちが分かるやないか。4番打ちたいやつもおるやろ。これから一生4番なんてないやつが(笑)」。この日を楽しみにしていた発案者・岡田監督の狙い通りの展開になった。

 「朝、食事会場に行ったら、1番と4番と9番しか空いてなかった。9番は嫌だなと思って、1番は輝(佐藤)が打つかなと思ったので」。中野はそう経緯を明かした。“人生初”という4番に「こういう時ぐらい、そういう気持ちを味わうっていうのもそうですし」と心躍らせながらも「打順に関係なく、自分がやってきたことをしっかり出せればいいかなと思います」と今季初実戦を待ちわびた。

 糸原は2軍キャンプ地・具志川からのエントリーだ。「こんなの、めったにない。打ったことがない」とノリノリで、マネジャーに希望を伝えたという。「4番らしい仕事をね(笑)。責任はあるので。ホームラン打ちたいですね。明日は4番同士の戦いになると思います(笑)」。主砲の自覚までにじませ、アーチ宣言で盛り上げた。

 「(打順は)明日の楽しみやろ」と岡田監督はニンマリ。11日は3連休ど真ん中。両軍の4番が熱い火花を散らす。

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