阪神 野村克則コーチ 父・野村元監督の五回忌命日に使命感を新たに「選手たちにそういう野球を伝えていけたら」
「阪神春季キャンプ」(11日、宜野座)
20年に亡くなった元監督の野村克也さんの命日を迎え、息子の野村克則2軍バッテリーコーチが思いを語った。五回忌の命日となり、「もう4年か、という感じですけど。さみしい気持ちもありながら、いつも見守ってくれてるのかなというのもある。日々感謝しながらというのは、今でも変わらず」と亡き父をしのんだ。
克也さんが阪神を率いた“暗黒時代”は3年連続最下位だったが、今では連覇を狙えるチームとなった。「そういうこと(野村監督時代)があったから、チームがどんどん生まれ変わったと言ってくださる方も多いし、それは父が残したものだと思う。僕は何とか選手たちにそういう野球を伝えていけたら」。改めて敬意を払って、使命感を胸に刻んでいた。