「阪神紅白戦、白組４－５紅組」（１１日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム）

　阪神の育成ドラフト２位・福島圭音外野手（２２）＝白鷗大＝が自慢の快足を発揮して、プロ初実戦初打点をマークした。途中出場で迎えた六回の初打席だ。無死二、三塁の絶好機に、外角に来た富田の１４０キロ直球を巧打。三遊間への打球に百崎が飛びつくもはじき、その間に悠々と一塁を駆け抜けた。“プロ初安打”が適時打となり、「リラックスしていつもの自分のプレーをしようと思ったら、たまたまヒットになって良かった」と笑顔を見せた。

　「すごい緊張もしましたし、テレビで見てきた選手ばっかりで、いろいろ勉強になりました」。シートノック中には近本からアドバイスも受けた。「足が速いだけじゃなく、うまさが必要と。そういうとこを伸ばしていこうと思いました」。金言を参考に、最大の武器に磨きをかけることを誓った。