阪神・青柳 異例の〝開幕投手〟 実績右腕が初対外試合に登板へ アレンパは俺が引っ張る!!
「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)
阪神・青柳晃洋投手(30)が今キャンプ初の対外試合となる17日・楽天戦(宜野座)で“開幕投手”を務めることが分かった。例年、若手投手の起用が多く、22年の投手3冠に輝くなど実績のある右腕が異例の登板となった。
2年連続の開幕投手へ一歩一歩、ステップを踏んでいく。今キャンプ初の実戦登板。「打者が立ったり、緊張感があったり、色々条件が変わればここでやってきたことができなくなることも多い。ブルペンでやっていることをそのまま持っていけたらいい」とここまでの調整具合を確認する。
21年は投手2冠(最多勝、最高勝率)、22年は2年連続の最多勝、最高勝率に加え、最優秀防御率のタイトルも獲得し、投手3冠に輝いた。しかし、開幕投手を任された昨季は2軍降格を経験するなど8勝6敗、防御率4・57。不完全燃焼のシーズンとなり、巻き返しを誓う。
投手陣の柱になるために見直したのが、体作りだ。「年々、体が動かなくなったというのを感じたのと一緒に出力も年々落ちてくるかなと思ったので」。ウエートトレーニングや食事などで体重を83キロから88キロの増量に成功し、筋肥大にも成功した。
この日の練習前には川藤OB会長から名指しでチームを引っ張っていくように指令を受けた。「年齢的にも立場的にもそうならないといけないと思っている」と青柳。まずは24年初陣のマウンドで頼もしい姿を見せる。
◆阪神対外試合初戦“開幕投手” この3年では21年が2月9日・日本ハム戦(宜野座)で先発は西純(3回3失点)。青柳の初戦は18日・DeNA戦(宜野湾)。22年も初戦は8日・日本ハム戦(宜野座)で及川が先発(3回3失点)。青柳は20日の中日戦(宜野座)が初登板。昨年は15日・楽天戦(金武)で先発は桐敷(3回1失点)とやはり飛躍を望まれる若手が登板。青柳の初戦は23日の中日戦(北谷)だった。