阪神・岡田監督 両翼サバイバル期待 前川&野口&福島「チャンスものすごくあるよ」

 「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(66)が14日、外野バトルのゴングを鳴らした。次クールは実戦3試合が予定されており「外野手、大変やなあ。これからゲームの中でな。結果がほしいやつの方が多いわな。でもそこで結果を出したら、これはチャンスものすごくあるよ、外野はな」とニンマリ。ノイジー、森下を脅かす新星の台頭に手応えをつかんでおり、結果次第で外野の勢力図は一変しそうだ。

 ここまで誤算と言えるのが「3番・右翼」の本命・森下のつまずきだ。オフからコンタクト率のアップを目指して“回旋打法”に取り組み、バットもピート・ローズモデルに変更した。ただ、キャンプ序盤からなかなか打球が上がらず、この日も41スイングで柵越えは0。「まだ上がらへんやろ。フリーバッティングとティーバッティングでえらい違うやん、打ち方が」と岡田監督の嘆き節はまだ続いている。

 森下の試行錯誤が続く中、若手の成長は明るい材料だ。高卒3年目・前川は11日の紅白戦で4安打。岡田監督は「練習でちゃんと打ってるから、そういうスイングができる」と評価。13日のフリー打撃で村上に一発を見舞った大卒2年目の野口についても「すごいな。自信になるやろなあ」と目を細めていた。さらに次クールからの1軍昇格が決まった育成2位・福島(白鷗大)も外野争いのダークホースとなる可能性を秘めている。小野寺、ミエセス、井上も控えており、外野争いが本格化する。

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