阪神育成1位・松原また快投 完璧中日2軍斬り 1軍昇格の福島から刺激受け対外試合1回0封デビュー
「2軍練習試合、中日3-0阪神」(16日、オキハム読谷平和の森球場)
再びマウンドで輝きを放った。阪神育成ドラフト1位・松原快投手(24)=日本海L・富山=が紅白戦に続く好投で猛アピールだ。
「紅白戦の内容を修正しながらやった。前回よりはよかったかな」
同期の石黒、津田の後を受け、六回から登板。12日の紅白戦では「真っすぐの引っかけが多かった」と課題を見つけ、修正して臨んだ。先頭の浜を2球で二ゴロに打ち取ると、辻本を左飛、最後は代打・ブライトを一ゴロに。
スライダーも交えながら、初の対外試合にも落ち着いた投球で三者凡退に抑え、「しっかりコンビネーションのピッチングがきょうはできた」と手応えも得た。紅白戦でも1回を三者凡退に抑えており、プロでの実戦は今のところ2回をパーフェクトといい滑り出し。「抑えられれば自信にはなる。継続していきたい」と前を見据えた。
刺激を受ける出来事があった。同期の育成2位・福島(白鷗大)がこの日から1軍に昇格。その流れに自身も続きたい。そのためにも結果は重要。好投を続け、チャンスをたぐり寄せていく。
◆松原 快(まつばら・かい)1999年8月24日生まれ、24歳。富山県出身。180センチ、88キロ。右投げ右打ち、投手。富山第一に進学後、2年春に高朋へ転校。高校卒業後は社会人野球・ロキテクノ富山に入団。その後退部して22年から日本海L・富山でプレー。23年度育成ドラフト1位で阪神から指名。最速156キロ。
◇阪神・茨木(先発し、3回7安打2失点)「紅白戦では四球からの失点だったんですけど、きょうも四球を出してしまって、そこからボール先行が続いてしまったのが一番の課題。真っすぐの強さももうちょっと上げていきたい」