阪神・門別 快投披露で3月の札幌凱旋へ 17日の初対外試合登板予定 白紙回避へ3イニング結果出す
「阪神春季キャンプ」(16日、宜野座)
札幌行きの切符は逃さない。阪神の門別啓人投手(19)が、今季初の対外試合となる17日の楽天との練習試合(宜野座)へ向けて集中力を高めた。3月2、3日に地元・北海道にある札幌ドームで行われる日本ハム戦での凱旋登板が岡田監督から明言されているが、白紙にならないように力を発揮する。
「3月の札幌ドームはすごく投げたいので。そこに投げさせてもらえるように。しっかりアピールできるようにしたい」
高卒2年目で初の1軍キャンプを過ごす左腕。直球の質を高めることに重点を置き、ここまで手応えは十分だ。前回11日の紅白戦では先発して2回3安打1失点(自責0)。39球中32球が直球で中野、木浪から三振を奪うなど、取り組みの成果を示しつつある。
沖縄初の対外試合では、3イニングが予定されている。「いつも通りの投球をすれば変にはならないと思う。打者の真っすぐの反応とかを見てみたい。あとは変化球も試したいものはある」と明確なテーマを持ってマウンドに上がる。
結果を残し続ければ、先発ローテ入りの目標にも近づく。この日は、ブルペンで変化球も交えながら21球を投げて調整した。「今は順調に来ているので、もっと段階を踏んで、ローテに近づきたい」。無限の可能性を秘めた左腕が、着実に成長の階段を上がっていく。