阪神・岡田監督 小幡の一ゴロ追加点称賛「ああいう1点大きい」 直前と六回攻撃には苦言「勘違いしてるんよな」

 選手交代を告げる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
 追加点を奪う一ゴロを放ちベンチ前でタッチを交わす小幡(中央)=撮影・飯室逸平
 8回、追加点を奪う一ゴロを放つ小幡(撮影・飯室逸平)
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 「練習試合、阪神4-3楽天」(17日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 今年初の対外試合は「岡田野球」を再徹底させる場となった。2点リードの八回1死二、三塁。阪神・小幡竜平内野手の一ゴロで三走・植田が生還し、貴重な追加点を奪った。小幡は安打が出なかったことに「もうちょっとできることがあったんじゃないか」と反省を口にしたが、岡田彰布監督(66)は「シーズンに入ったら、ああいう1点が大きいからな。はっきり言って大きい、大きい」と小幡へ手放しの称賛を贈った。

 一方でやり玉に挙げたのが、直前の井上の三振と六回の攻撃だった。

 「ヒットを打つのがアピールと勘違いしてるんよな、若いやつってな。違うんよ、チームの勝利をアピールしたらええんやから」

 六回の攻撃では1死一塁からスチールのサインを出していたことを明かし、カウント1ボールから2球目を打ち上げた栄枝、初球で中飛に倒れた前川の打撃に言及。「1球ストライクを見送れるのが、チームに対してのアピールよ。そういうのが分からんと1軍の戦力にはならんよ。こいつ1球をチームのために我慢しよったっていうのがアピールやん」とあえて厳しい言葉を並べた。

 アピールに躍起になる若手の心情も理解している。「最初の実戦ですぐ評価を与えるんじゃない」と結果を重視しないことを繰り返してきた。それだけに、目先の結果を求める姿勢に歯がゆさが残った。細部を突き詰めた先に連覇が見えてくると虎将は知っている。

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