開幕投手候補の阪神・村上「しっかり投げ切れた」 堂林の見逃し三振に納得 実戦初登板で2回無安打無失点

 先発し力投する村上(撮影・山口登)
 1回、二塁打を放ち、二塁へ滑り込む中野(撮影・飯室逸平)
 1回、中前打を放つ前川(撮影・飯室逸平)
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 「練習試合、広島-阪神」(18日、コザしんきんスタジアム)

 対外試合に初登板初先発した阪神の村上は、2回無安打無失点で2三振を奪った。

 17日の練習試合・楽天戦は青柳、伊藤将、門別が好投。「先発陣がいいピッチングをしていたので、負けないようにというか食らいついていけるように」と気合を入れてマウンドへ向かった。

 初回は先頭・シャイナーを初球の直球で一飛。田村は一塁・大山のゴロをそらす失策で出塁を許したが、続く田中は一ゴロに仕留めた。

 3番までに投じた6球は全て直球だったが、4番・堂林に対しては変化球を交えた。カウント2-2から内角低めへの134キロ直球で見逃し三振。捕手・坂本が構えたところへ投げ切ると大きな拍手の中、悠々とマウンドを降りた。

 「しっかりインコースに投げ切れたので。1球で投げ切れたのがよかったと思います」

 二回は先頭・林に対して1ボールからツーシームで空振り、カーブでストライクを奪うと、4球目の内角直球で詰まった右飛。小園も中飛に仕留めた。

 続く中村貴はワンバウンドするチェンジアップで空を切らせたが、振り逃げで出塁を許した。それでも石原は三ゴロに打ち取った。

 昨季はMVP&新人王、最優秀防御率のタイトルも獲得した右腕。自身初の開幕投手へ向けて、初実戦で上々のスタートを切った。

 「アピールすることは変わらないので。開幕ローテーション、開幕投手を目指してやっていくだけなので。次の試合もアピールできるようにやっていきたいなと思います」と力を込めた。

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