【佐藤義則氏の眼】右足着地早く制球力欠いていた阪神・伊藤将 本人にも助言

 「阪神春季キャンプ」(19日、宜野座)

 デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏(69)がブルペンでの投球練習を視察し、阪神・伊藤将司投手(27)について「いい状態とはいえない」と指摘。その理由を解説し、練習後には本人にアドバイスも送った。

  ◇  ◇

 ブルペン投球を行った伊藤将は、球が高めにいくことが多く、決していい状態とはいえなかった。リリースの時に右足の着地が早く、体が開いた形になっている。もっとお尻の方から前に出てこないといけない。右足の着地が早いために球持ちが悪く、リリースポイントも早くなっていることが制球力を欠く要因だ。

 本人も何度も首をかしげながら投げていたので練習後、少しアドバイスさせてもらった。不調の原因に納得したようで「次、試してみようと思います」と話していた。

 伊藤将に限らず、キャンプ中盤の今の時期は、肩の疲労もたまって調子を落とす投手が多い。一回落として、また開幕へ向けて状態を上げていく感じになるので、彼ぐらい実績のある投手なら何も心配することはないだろう。ただ、自分なりに調子が悪くなった時の修正ポイントをいくつか持っておくことは大切だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス