阪神・門別、歩め村上ロード!岡田監督、開幕ローテ「100%ない」昨季の6人優先 ローテの谷間で“一発快投”だ

 昨年の村上のような成長を期待される門別
 門別の開幕ローテは「ない」と岡田監督
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 阪神・岡田彰布監督(66)が21日、期待の門別に“村上ロード”を歩ませる方針を示した。現時点では、昨季ローテを守った村上、伊藤将、才木、大竹、西勇、青柳を優先的に開幕ローテを編成する方針。昨年、先発の谷間となった4月12日・巨人戦(東京ド)で“一発快投”し、サクセスストーリーを紡いでいった村上のように、門別もチャンスをつかみ、ローテに定着することを期待した。

 キャンプ最終クールを前に、驚きの発言が飛び出した。17日の楽天戦(宜野座)で3回無失点と快投した門別の次回登板は3月2、3日の日本ハム戦(札幌ド)と公表済み。そのまま中6日で先発を回っていけば、3月29日からの巨人との開幕カード(東京ド)の登板が浮上するが、岡田監督はキッパリと否定した。

 「間違いなしに巨人戦とかはないで。(昨年の)村上でも開幕ローテーション違うんやで。あんなところで門別使たら俺、他のピッチャーに怒られるわ」。青写真に描くのが“村上ロード”だ。昨季は伊藤将が左肩痛で出遅れ、代わりにローテに滑り込んだ秋山もピリッとせず、村上に出番が巡ってきた。この先発の代役が、サクセスストーリーの始まりだった。

 「どっかで調子の悪いピッチャーがおって、ああいう形やからな。(門別を)開幕ローテーション入れたら怒られるわ、去年の6人に。誰かが調子悪いとかケガとかしたら、そこで割って入ろうというのはあるかも分からんけど。それはない。100%ない。そんな簡単にああいうポジションを明け渡すもんじゃないもんな」

 昨季の実績、信頼度を踏まえて、開幕ローテは編成する。村上、伊藤将、才木、青柳はキャンプ中の実戦登板をクリア。一方、右ふくらはぎの張りを抱える西勇と1月に左肩のガングリオン(良性腫瘍)を除去した大竹は慎重に調整を進めている。それでも岡田監督は「そんなん全然あれよ。問題ないよ」と強調。6人にアクシデントが起こった場合、門別に白羽の矢が立てられそうだ。

 “第2の村上”へ、周囲の期待は過熱の一途をたどるが、知将はどこまでも冷静に俯瞰(ふかん)する。慌てず、騒がず、じっくりと金の卵を育て上げる。

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