「オープン戦、巨人９－４阪神」（２３日、沖縄セルラースタジアム那覇）

　阪神・岡田監督が育成ドラフト２位・福島（白鷗大）に苦言を呈した。４－９の九回１死から、中前打を放った小野寺の代走で出場。だが、なかなかスタートを切れず、野口は空振り三振。２死となり、植田への初球にスタートを切り、セーフをもぎ取ったが、指揮官は不満げだ。

　「いや、走れへんやんか。何球走れへんねん。そういうことやんかだからおまえ、スタートも切らへん、なあ」と渋い顔になり、「チャレンジしないやんか、１球目から走れ言うてんのに。何球走れへんの。そういうことやって。そんなことしとったら、またファーム行かされるよ。なんのために自分が（出てるか）、わざわざあの場面で代走行かせてるわけやからさ。そういう意図が分からなあかんわな」と厳しい言葉を並べた。

　阿部新監督率いる巨人の印象については「いや、こんなメンバーで知らんやん。そんなん、きょう１試合で何で評価せなあかんの」といら立ちを隠さなかった。