阪神・湯浅2軍降格 岡田監督が明言「そんなん当たり前やんか」「投げてる最中に言うたよ」

 「オープン戦、巨人9-4阪神」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 グラブだけでなく、素手の右手も必死に伸ばした。だが打球は無情にも中前へ抜けていく。七回から登板した阪神・湯浅京己投手(24)は先頭・松原、オコエ、山瀬に3連打を献上。いずれも速球を捉えられ、1死満塁からは育成選手・中田に中前へ2点タイムリーを浴びた。さらに、ドラフト4位・泉口(NTT西日本)には四球を与えるなど、制球の不安定さを露呈してしまった。

 「指先の感覚とかは悪くない。あとは下半身を使って。そういう感覚と、もっと下半身も使えたら良くなると思うんで。全身を使ってやらないといけないと思います」

 1回4安打2失点。湯浅は冷静に課題と向き合ったが、岡田監督は「明日から2軍よ」と降格を明言。「今年1番の“新戦力”は湯浅よ」と期待をかけていただけにいら立ちを隠さない。

 「そんなん当たり前やんか、そんなもん。投げてる最中に言うたよ。そんなん無理やん、俺ずっと言うてるやんか、だから。いろんな面でやり直さなあかんのんちゃう」

 湯浅はオフに2度、渡米し、テイクバックを小さくしたフォームに挑戦。だが、本来の姿からほど遠く、11日の紅白戦は1回3安打1失点。岡田監督から「アカンやろ。ブルペンでも全然いってないやん、ストレートとか。今日のやったらしんどいな」と苦言を呈されていた。この日も最速149キロを計測した直球で空振りを奪えなかった。

 「そらもう(時間が)かかるやろなあ。去年より悪いやんか、ボールの走りとかなあ」。岡田監督は開幕不在を想定するように話した。

 キャンプ最終盤を迎え、「3・29」まで1カ月あまり。右腕は具志川から出直しを図る。

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