阪神・湯浅 2軍で再出発の105球 福原コーチとフォーム確認「もっと下半身を使いながら全身で投げられるように」

 「阪神2軍春季キャンプ」(24日、具志川)

 具志川に訪れた多くのファンの前で、再出発の熱投を見せた。2軍降格となった阪神・湯浅京己投手(24)が午後の個別練習でブルペン入り。105球を投げ込んだ。前日の巨人とのオープン戦(那覇)では七回に登板し、1回4安打2失点で2軍行きが決定。この日は早出から姿を見せ、キャッチボールとブルペンで福原2軍コーチと話しながらフォームを確認した。

 「もっと下半身を使いながら全身で投げられるように」と湯浅。福原コーチも「粘りがない印象を受けている。(下半身と上半身の)連動性がないというか。球速は出ているけど、リリースがあまり強くないのかなと。最後の最後に、しっかり指先に力が伝わるように」と説明した。

 湯浅はオフに2度渡米し、テイクバックを小さくしたフォームに挑戦。ただ、本人は「根本的に(フォームは)変わってないです。いろいろ試しながらやっている」とあくまで試行錯誤している段階だ。この日のブルペンでは全力ではなかったが、手応えを感じた球もあった。和田2軍監督は「話し合って明日以降の動きを決めていきたい」と話し、次回の実戦は帰阪後になる見込みだ。

 2軍再調整となったが、湯浅は「バッターに投げないとわからないこともたくさんある。2月にいろいろ試せてよかった」と前を向く。開幕まで約1カ月とまだ時間はある。「開幕までにもっと状態上げて。やるだけかなと。1軍でしっかりやれてる姿を(ファンに)見せられれば」。しっかり課題と向き合い、万全の状態で1軍のマウンドに戻る。

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