阪神キャンプ総括【中継ぎ投手編】し烈右腕4枠に岡留頭角、ゲラ順当 左腕4枠に岩崎ら盤石

 阪神が27日、1軍宜野座キャンプを打ち上げた。1カ月にわたる長丁場を取材したデイリースポーツの阪神担当記者が今キャンプを総括。テーマ別に成果と課題を挙げた。以下、中継ぎ投手編。

 岡田監督は左右4人ずつが基本線となる「ブルペン8人体制」での開幕を思い描いている。

 左投手は岩崎、岩貞、島本の中堅に桐敷を加えた4人が盤石。“スペードのエース”桐敷は対外試合2試合で2回無安打無失点と健在ぶりを示した。さらに先発調整との両にらみが続く及川も“有事”に備えている。

 一方で右投手の競争はし烈を極める。4枠を8人で奪い合う構図は意外な展開を見せた。岡田監督に「新戦力」と期待されていた湯浅がオープン戦開幕の23日・巨人戦で1回4安打2失点と炎上。2軍行きを命じられ、早々に脱落となった。

 新たな「新戦力」として頭角を現したのが大卒3年目の変則右腕・岡留だ。実戦4試合連続無失点と圧巻の投球で、指揮官から「使わんかったら怒られるよ」と信頼を勝ち取った。新助っ人ゲラは25日・中日戦で1回無失点と上々の実戦デビュー。加治屋も対外試合2試合無失点と順当で、残り1枠を石井、浜地、漆原、椎葉で争うことになりそうだ。石井は中日戦で1回2失点と精彩を欠いており、漆原や椎葉の新加入組にもチャンスは十分ある。

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