阪神キャンプ総括【新戦力編】門別は上々、ドラ2・椎葉まずまず 育成2位・福島は高評価も2軍で再出発
阪神が27日、1軍宜野座キャンプを打ち上げた。1カ月にわたる長丁場を取材したデイリースポーツの阪神担当記者が今キャンプを総括。テーマ別に成果と課題を挙げた。以下、新戦力編。
若手有望株のアピールは明暗が分かれた。投手陣では前評判通り、門別が上々の仕上がり。紅白戦、練習試合と結果を残し、岡田監督も「予想通り」と合格点を与えている。ドラフト2位の椎葉は実戦でもまずまずの成績を残し、3月からのオープン戦で1軍生き残りへの勝負が始まる。
外野は前川がアピールに成功した一方で、期待された野口はキャンプ序盤こそ存在感を見せたものの、実戦では目立った結果を残せず。井上も練習試合では無安打に終わった。2人は3月2日、3日に教育リーグの広島戦(由宇)に出場予定で、そこが“最終試験”となりそうだ。
彗星(すいせい)のごとく現れた育成ドラフト2位の福島(白鷗大)。1、2軍合同紅白戦では2試合連続安打を放ち、盗塁も成功。岡田監督から好評価を得て、1軍切符を手にした。しかし、練習試合では自慢の足を積極的に生かせず、指揮官から厳しく指摘されることも。25日の中日とのオープン戦では好機で空振り三振に倒れ、2軍からの再出発が決定。ファームで支配下登録を目指すことになった。