阪神キャンプ総括【2軍編】ドラ3・山田が走攻守で潜在能力発揮 ドラ1・下村は実戦デビューお預け

 阪神が27日、春季キャンプを打ち上げた。1カ月にわたる長丁場を取材したデイリースポーツの阪神担当記者が総括。テーマ別に成果と課題を挙げた。以下、2軍編。

 ファームでも有望株が現れた。野手ではドラフト3位・山田(仙台育英)が1、2軍合同で行われた紅白戦に遊撃で出場。三遊間への深いゴロをさばいてノーバウンド送球でアウトにする好守をいきなり見せた。18日の2軍練習試合ではプロ初安打がプロ初適時打に。キャンプ最後の実戦でも適時打2本&2盗塁と走攻守で潜在能力の高さを発揮した。

 同じ内野手の今季高卒4年目・高寺も負けじと対外試合全4試合で安打を記録。3戦連続マルチ安打もマークするなど、存在感を見せた。

 投手では育成の川原が紅白戦で2回無失点と好投し、岡田監督から絶賛された。そして1軍練習試合での先発機会をつかみ取り、3回無失点で再びアピール。指揮官から「川原でもお前、全然悪ないやんか」と評価され、支配下に前進した。

 ドラフト1位・下村(青学大)は青学大1年時に右肘を手術したことや、昨年フル回転した疲労を考慮し、慎重に調整。ブルペンは立ち投げで20球を投じた一回のみで、新人で唯一、実戦デビューはお預けとなった。

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