阪神・岡田監督 右肩肉離れの梅野は「なんか全然アレ(軽症)みたいやで」「もうキャッチボール始めるんとちゃう」【一問一答】

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 キャンプを打ち上げた阪神・岡田彰布監督(66)は、右肩の肉離れと診断された梅野隆太郎捕手が軽症であることを明かした。「帰ってからもうキャッチボール始めるんちゃう」と今後の見通しを口にし「いやいや。全然大丈夫ちゃう」と強調した。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -前川と岡留の名前をあげた。門別を含め、底上げを目指したキャンプの達成度は。

 「去年も、前川、少し交流戦とか出たけどなあ。やっぱり故障とかあって、なかなかね、シーズンいう意味では活躍できなかったけど。今年はそういう意味では、ノイジーの出遅れもあるけど、どんどん、外野手として使えるというかね。それで、ここまではね、実戦でもいい結果出してるしね。十分、戦力として今年はいけると思うけどね」

 -期待していたものに応えている。

 「ずっといってたのがね、去年はドラフトからね、右の外野手いってたから、そしたら右の外野手ばっかりになってもうたからね。左、近本1枚やもんね。そういう意味ではね、これは右、左、いう意味ではね、貴重な左バッターね、外野手として。当然ね、戦力になってほしいと思うよ。それは」

 -打線のバリエーションが増える。

 「そうやなあ。左が、多い、多いいうてたけどな。なんか、バランス的にはけっこうようなってきたよな」

 -高卒野手の台頭が今年はあるかも。

 「それは、大学、社会人でいいのとって、そないしてなってるから。それは、しょうがない部分あるよ。なかなかそこに、高卒で割り込んでいけるいうほうがな、こうね、難しい部分はあるよ。一概にはいえないけど。そらお前、上位で高校生ばっかりとってたら、そういう布陣になると思うから。それはあんまり関係ないけどね」

 -20歳で日本一のメンバーに入れそう。

 「それは大したもんよ。だって3年目やもんまだね。まあだから今まではね。期待感みたいなもんはあったけど、腰とか、肩とかな。なかなか、こうキャンプもできなかった部分あったからね。今年は本当、1カ月でね。ケガとかなしで。これ乗り切ったから1カ月ね。こらもう、当然1軍戦力として見てるけどね」

 -ノイジーの状態次第では左右関係なく前川を使う。

 「いやいや、右左はまあこれから見てからやなあ。うーん。まあ、今日はしかしノイジーも結構振ってたなあ。あいつやっぱり。まあノイジーも次の甲子園くらいからからやろなあ」

 -去年は前川は右投手の時ばかりだった。左に当ててみることもある。

 「せやったなあ。まあ使ってたら左も出てくるやろ。まあそういう意味ではなあ。左には別に当てても良いと思うけど」

 -前川の魅力は?

 「いやいや、元々思い切りがいいしね。まあ去年もそれで、交流戦で3番とか打たしたことあるし。だからまあ、ちょっと、どっちかっていうと打球がラインドライブが多かったけどなあ。今年はボールが上がるもんね。飛距離も柵越えとかすごいなあ。去年まではちょっとラインドライブがかかりすぎてな。ボールを潰しにいきすぎて、なんかそういう打球多かったけど。今年やっぱりなあ上手く運ぶというか。やっぱりあれ、下半身もなんか太くなって、すごくな、下で打てるいうかな、そういう感じは受けてるよ、おーん」

 -投手は岡留が一番いいものを見せてくれた。

 「そら1年前と比べたらなあ。だからこれは、今は分業制というか、そういうのがあるから、ブルペン陣に関しては1枚でも多い方が絶対みんな助かるわけやからね。その中には岡留なんか完璧に入り込んでしまったよな。どっちかいうたら左の方が多いからな。右の中継ぎいうてな、おーん、今年はゲラも右だし、そういう意味ではバランス的にはすごく良くなったと思うよ」

 -思ったより伸びた選手がいたと。岡留、前川以外には。

 「伸びたっていうか、これはもう、これからの結果やな。実戦での結果やで。ゲームの中でどんなバッティングするか、どんなピッチングするかになってくるよな、これからはな。もう練習では見極めできんような、そういうな、形になってるよな、これからは」

 -キャンプ前のミーティングで勝ちたいと。選手も言ってることを分かってくれてる。

 「そんなんまあ、あれからそんなことは全然言ってないけど、当然みんなそら思てることと思うよ。なあ、いままで連覇はないんだし、チームとしてな。それで今年またね、そういうチャンスがあるわけやからね、今年のシーズンに関しては。それはもう当然みんな思ってると思うよ」

 -昨年と少し違うとおっしゃっていたのは、空気とか選手の姿を見て。

 「うーん。いややっぱり、まあ自信に満ちてるいうたらおかしいけど、やっぱり去年の1年のねそういう、1年間通じていい戦いして、勝ったいうのがやっぱり、それはもう全然やっぱり、選手1人、1人の気持ちが違うよ、そらな、おーん。だから、去年はまだなあ、ポジションも変えて、打順も変えたりねえ、そういうのでまだちょっと、未知数の部分もあったしね、スタートの時点では。でそこで本当にねえ、そういう形が機能するかどうか分からなかったスタートやん、去年はね。でも今年はある程度ねえ、そんなにもうメンバー変更はないと思うから、ね、おーん。そういうね、去年と同じような形でも、やっぱりスタートとしては今年はやっぱり全然ちがうよな、やっぱりなあ」

 -ショートの現状。

 「いやいや、小幡もバッティングようなったよ、1人なあ、おーん。えらい昨日もなあ、なんかえらいなあ、誰やろと、バッティングの音がようなったよなあ、なんかなあ、音がなあ。そらインパクト強なったんやろなあ。まあ、基本的にだから、なかなかねえ、ショートいうポジションで1シーズン任すいうのは難しいかも分からんしなあ、おーん。だから、まあ全然2人とも戦力やから、別に今決めることじゃないけど、まあ、ね、どっちかが調子悪くても全然、遜色ないわけやから、全然それは大丈夫」

 -先発もイメージ通り?

 「うん、先発はこれからや。おーん。こっちでは故障というか、体の張りとかで投げていないピッチャーおるけど。それはもうこれから甲子園に帰って投げて、おーん。先発も予備軍おるからな、別に。おーん。それはもう6人で回すのは1年間無理なんやから。今のところ2人は元気やしな、6人は、8人は元気やからな。あとは調子やろな。元気でないのが2人くらいおるけどな。2軍にいったけど。先発さすために。そのへんもまた2軍が、1年通してそうじゃないと思うから。どっかでなんか感覚をつかんでな。先発で1軍でいけるようなな。そういうふうな形になると思うよ。それは全部、全部が1年間調子がいいわけじゃないわけやからな。やっぱり波があるから。それを補える戦力をつくっとかなあかんから」

 -開幕投手は。

 「だいたいな、考えはあるけどね。おーん。別に絶対こいつやいうのもないし。おーん。誰でもええ言うたら不平が起きるけど。そのくらい力が均等しとるし、みんなね。おーん。だからまあ、それはもうちょっと後やな。半ば過ぎてからやな。投げてないしな。まあ甲子園で投げてからやろな。さっきも言ったように最後ドームやから、確実に試合をこなせるし、天気を心配せんでいいし。そう言う意味では最後、ドームが続くのはいいよな」

 -梅野は。

 「そんなアレやろ。帰ってもうキャッチボール始めるんとちゃう。そんなん。なんか全然アレ(軽症)みたいやで。アップもはいってるもんな。誰やと思ってみたら2番やった(笑)そんなに全然心配してないよ」

 -肉離れと聞いたので。

 「いやいや。全然大丈夫ちゃう」

 -選手の自己管理も。

 「おーん。それも全然大丈夫。そら一カ月ずっと全然練習してたらオマエ、身体にちっちゃいハリとか出てくるのは当たり前やからな。ずっと元気な方がおかしいやろ。ちゃんとやってないってことやから。ちゃんとやってないとしんどいやんか。当たり前やろ(笑)」

 -個々のレベルアップというところでいい1カ月になった。

 「そうやな。みんなやること分かって落ち着いて、自分のな、できることをしっかりできたんちゃうかな。おれはそう思うよ」

 -佐藤輝のサードは未定と言っていたが、そう思っていい?

 「いやいや、守備うまなったよな」

 -打つ方も結果を出している。

 「特守がよかったと思うよ、おれは。バッティングも下半身がどっしりな。脚の力もつくと思うし。下で打てるようになるし、打つ方にも絶対プラスになってると思うよ」

 -1年半前は特守もやりきらず。

 「11月の安芸のサブグラウンド見てみいや。こんなに特守できてるんやから」

 -佐藤輝は想像をこえた。

 「思ったよりも安定したな」

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