阪神・岡田監督 大山OP戦音なし7の0も心配無用 絶対的信頼「きっちり開幕に照準合わす」

 阪神の岡田彰布監督(66)が1日、オープン戦で無安打が続く大山悠輔内野手(29)について心配なし!を強調した。春季キャンプから右方向への打球を意識した取り組みを高く評価し、「きっちり開幕には照準を合わす」と断言。2日から始まる日本ハムとのオープン戦(札幌ド)に変わらぬ信頼で送り出す。

 絶対的な信頼は今年も揺るがない。岡田監督はオープン戦で無安打が続く大山について問われると“心配ご無用”とばかりに白い歯をこぼした。

 「きっちり開幕にね、照準を合わすっていうかな、そういう感じに見えるもんな」

 指揮官から早々にレギュラーを確約され、今季も4番の定位置に座ることが濃厚な大山だが、ここまでオープン戦は7打数無安打。実戦を通じても放った安打は2月12日の1、2軍合同紅白戦で初回に秋山から記録した左前打のみ。ただ、大山にとっては“通常運転”とも言える結果だ。

 「去年も全然ヒット出えへんかったからな(笑)」と岡田監督は記憶をたどった。昨年のオープン戦初安打は3月4日のオリックス戦。対外試合24打席目となる待望の一打だった。オープン戦打率・161で開幕を迎えたが、シーズンに突入すれば打率・288、19本塁打、78打点。リーグトップの99四球、出塁率・403と、4番にふさわしい働きでリーグ優勝と日本一に貢献した。

 今季の大山の取り組みを岡田監督も見守っている。「キャンプからあんま引っ張らんと結構、右中間ばっかり打っとるやろ」。今春キャンプで大山は「センターから右(方向の打球)」をテーマに掲げ、2月8日のランチ特打では9本の柵越え中4本を右翼方向へ放り込んだ。「そういう意識は去年とは全然違うよな。内容とか結果じゃなしに、やろうとしているっていうかな、そういうのが見えるやんか」。主砲の意識の高さに虎将も思わず目を細めた。

 この日の大山は室内練習場で打撃の形を確認するかのように素振りを繰り返していた。岡田監督は日本ハム戦で大山ら主力に3~4打席を立たせる方針を示している。「ヒットが出るとかホームランが出るとかはそんなん、まだ3月の頭やんか。全然関係ない」。シーズンが始まれば大山はやってくれる。岡田監督はそう言わんばかりにうなずいた。

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