「オープン戦、日本ハム６－５阪神」（３日、札幌ドーム）

　阪神はオープン戦開幕から５戦全敗となったが、大山悠輔内野手（２９）は四回にオープン戦初安打初打点となる適時打。六回にも２打席連続タイムリーとなる右中間フェンス直撃の三塁打を放った。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏は「何の心配もいりません！」と虎の主砲に太鼓判を押した。

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　大山選手はさすがですね。キャンプからの実戦で初ヒットということですが、この時期、主力でもヒットが出るに越したことはありません。チャンスでタイムリーというところが４番らしい。何の心配もいりません！

　キャンプでも若手を引っ張っていく姿が印象的でした。自主トレものぞかせてもらいましたが、後輩が付いていきたくなるような先輩です。本当にいい人間ですからね。

　逆方向のバッティングにも取り組んでいたとのことですが、もともと右方向にも打てるバッターです。試合の状況によっては、そうしたバッティングも見られると思います。昨年は最高出塁率のタイトルを取って、すごい活躍でした。今年は打点をもっと伸ばしてほしい。そうなれば、最高の４番になると思います！

　森下選手はこれからですよ。昨年、いい場面で打つというのは証明しています。バットを変えたり、進化を求めて取り組む姿勢は素晴らしい。自分も現役の時は毎年、バッティングを追求していました。キャンプで対談もさせてもらって根っからの“野球小僧”だと感じました。侍ジャパンの欧州戦でも大暴れしてほしいですね。強化試合とはいえ、ジャパンのユニホームで試合できるのは名誉なことです。それに森下選手は大舞台が好きそうですもんね！

　古巣・日本ハムも期待できそうです。この２試合は日本シリーズの予行試合と思って見ていました！外国人選手もたくさん取りましたし、活躍してくれそうな気がしています。昨年ブレークした万波選手、さらに野村選手も覚醒して、もう一人、左バッターが出てきたら本当に楽しみですね。今年は北の大地も盛り上がりそうです。新庄監督は何か持っていますから！