阪神・前川 マー君撃つ!猛アピール誓った OP戦8の0も昨季2安打 外野残り1枠「理解しているので」

 阪神の前川右京外野手(20)が5日、オープン戦・楽天戦(甲子園)が雨天中止後に、左翼奪取への強い決意を口にした。外野のレギュラーは中堅・近本に続き、右翼・森下も決定的となった。6日・同戦の先発は田中将。高卒3年目の強打者は相性がいい球団&右腕を攻略し、岡田監督に存在を印象づける。

 今年の甲子園初戦は朝から降り続いた雨で中止。アピールチャンスが1試合減った。ここまでは思うような成績を残せていないこともあるのか、前川は静かな口調で意気込みを口にした。

 「変わりなく頑張ります。(状況は)自分で理解しているので」

 今年は初実戦となった2月11日・紅白戦(宜野座)は4打数4安打。最高の滑り出しを見せたが、同20日の練習試合・サムスン戦(宜野座)の1打席目で放った右越え2ランを最後に快音が響いていない。オープン戦は5試合で8打数無安打。12打席で4四球を選んでいるとはいえ、結果がほしい状況だ。

 「(成績は)見た通りだと思うので。良くしていけるように頑張ります」。甲子園室内練習場での全体練習では、フリー打撃中にスイングやミートポイントを確認するしぐさもあった。全体練習後も昼食を挟んだ後、再び室内練習場へ移動して小野寺ら計6人で特打。打撃投手と打撃マシンを相手に打ち込んだ。

 相性がいい楽天との対戦を復調のきっかけにしたい。2023年6月6日の交流戦(楽天モバイル)ではプロ初安打。同7日は「3番・DH」で起用され、球団では1998年の浜中以来25年ぶりとなる高卒2年目でのクリーンアップに座った。指揮官の抜てきに応えて先発・田中将から1打席目から2打席連続安打。昨年のいいイメージを持ち、6日・同戦で仕切り直す。

 外野では近本の中堅レギュラーが確定。春季キャンプから両翼を巡って競争が繰り広げられてきたが、右翼は森下に任されることが決定的となった。

 この日からノイジーと井上が1軍に合流。小野寺、ミエセスも存在感を見せている。前川がライバルに勝つためには結果を残すしかない。岡田監督も高評価する打撃で本来の姿を取り戻し、最激戦区を勝ち抜く。

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