阪神・岡田監督 伊藤将は心配か?に「まだ心配なんか、そんなんお前」も「なんかストレートが」4回2失点も被安打6

 3回、島内に死球を当て、帽子をとって謝る伊藤将(撮影・田中太一)
 3回、茂木に勝ち越し適時打を打たれる伊藤将(撮影・立川洋一郎)
 4回裏の攻撃を終え、投手交代を告げた岡田監督(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、阪神2-5楽天」(6日、甲子園球場)

 阪神の岡田彰布監督は、先発の伊藤将について「なんかストレートがあんまり走らんなあ」と評した。

 左腕は二回に佐藤輝の失策から石原に中前適時打を許すと、三回も茂木にタイムリーを献上した。四回は1死から3連打を浴びて満塁のピンチを招き、最後は入江を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けたが、被安打6を許した。

 いずれもクリーンヒット。2月23日のオープン戦初登板では巨人を相手に3回7安打7失点と打ち込まれていた。指揮官は「そうやなあ。前もあれやけど、なんかストレートがあんまり走らんなあ。140出えへんもんな。そら、数字だけやけど。こないだも三回くらいにやっと140出たもんなあ。あの、巨人のときか。なあ」とコメントした。

 報道陣の心配か?の問いに「いやいや、まだ心配なんか、そんなん、お前」と語った。この日は気温9度と寒い中でのマウンドということもあり「まあ、寒いしな、おーん。で、伊藤は次、千葉(ZOZOマリン)やろ。また寒いところで、なあ。今度5イニングの予定やけど、ちょっとまだ、計算立たんよな。やっぱりなあ。千葉でどんな寒さか分からんけど」と天候状況に気をもんだ。

 ストレートに加え、コントロールの面でも坂本の構えたミットより、中に、高くボールがズレていた左腕。昨季は初めて規定投球回到達となったが、入団から3年間、先発ローテに欠かせない存在として力を発揮してきた。開幕に向けてここから状態を上げていけるかがポイントになりそうだ。

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