阪神・岡田監督 OP戦6連敗も「全然関係ないよ。向こう勝ちにきとったな」 勝敗よりコンディション最優先
「オープン戦、阪神2-5楽天」(6日、甲子園球場)
悔しそうな顔は一切、見せなかった。昨季の日本一王者がオープン戦初戦から6連敗。試合後、勝敗の話題があがると、阪神・岡田監督は一笑に付した。
「そんなん全然関係ないよ。向こう、勝ちにきとったな。左ばっかり投げて。え、また左やでって。ピッチャー10人くらい入ってるから、誰投げんねんと思ってたけど」
楽天がリードを奪った五回から桜井、鈴木翔、ターリーの左腕リレーを展開したことに苦笑い。それでもパ・リーグの投手の特長を改めてインプットした。「中継ぎというか、パ・リーグはそういう感じよな。パワーピッチャーが多いよ。コントロールよりも力で抑えるみたいな、その辺はセ・リーグと違うよ」。今季の楽天との交流戦は甲子園。敗れはしたが、きっちり収穫は得た。
打線に目を向けると、今年初となる甲子園での一戦で3安打2得点と振るわず。主力の近本、木浪、大山、佐藤輝がノーヒットも終わった。「寒かったわ。ベンチ寒いぞ」と嘆き節の岡田監督は「こんなとこでけがしたら一番つまらんからなあ」と故障者が出なかったことにホッと一安心。一方、来週のロッテ2連戦は屋外のZOZOマリンで行われることから、「千葉で投げるピッチャーは心配」と案じた。開幕に向けて、けが人だけは避けたいところ。今は勝敗よりコンディションを最優先に考え、指揮を執っていく。
◆6年ぶりのOP戦開幕6戦全敗 阪神のオープン戦6連敗スタートは1分けを挟んで6連敗した2019年以来(●●●●●△●)、5年ぶり。開幕6戦全敗は18年以来、6年ぶりとなる。開幕連敗の球団ワーストは14年の1分けを含む7連敗(△●●●●●●●)。