阪神 開幕投手の青柳が4回1安打無失点の快投 フライアウト1つでゴロアウト量産 岡田監督の直々指名に結果で応える

 ヤクルト打線を相手に力投する先発の青柳(撮影・立川洋一郎)
 3回、ヤクルト打線を三者凡退に抑え、意気揚々とベンチに戻る青柳(撮影・北村雅宏)
 力投する青柳(撮影・北村雅宏)
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 「オープン戦、阪神-ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 2年連続の開幕投手を務めることが決まった阪神の青柳晃洋投手が4回無失点の快投。岡田監督の直々指名にしっかりと結果で応えた。

 立ち上がりから力強いボールが低めに集まった。初回に四球と安打で一、二塁のピンチを招いたが、長岡を低めのツーシームで二ゴロに打ち取った。以降は危なげない投球。二回にも四球を与えたが、低めの同じコースに投げ続けて判定で嫌われた形に。大きくばらつくことなく、制球の良さも際立った形だ。

 青柳の好調時を示す指標の一つとしてゴロアウトの多さが挙げられるが、併殺を含めると実に8個のアウトを奪った。三振3つで、外野フライのアウトが1つ。四回にはサンタナのバットをへし折るなどボールに力があり、しっかりと低めに集めた揺るぎない証拠となった。

 前日に行われた激励会で岡田監督が「今年はじゃなしに、今年も、3月29日は青柳でタイガースはスタートしたいと思うんで。日本シリーズからの連投になるけど大丈夫かな(笑)。なかなか珍しいケースかもしれないけど、まずは青柳で、3月29日、東京ドームで、2024年のまた新しい、強いタイガースをお披露目する絶好の機会というかね…」と直々に指名。本人は「突然でした。もちろんうれしいです」と語っていたが、申し分ない結果となった。

 臀部(でんぶ)の張りで調整が送れていた中、1イニングを投げた先月17日の練習試合・楽天戦以来の実戦マウンド。2年連続となる開幕投手へ万全の仕上がりを披露した。

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