阪神 若手野手にエラーの連鎖で一挙6失点 前川が、小幡が、森下が 1イニング4失策の異常事態 岡田監督「普通は起きひんけどなぁ」
「オープン戦、阪神5-6ヤクルト」(8日、甲子園球場)
オープン戦未勝利の阪神が5点リードの八回に1イニング4失策とエラーの連鎖で一挙6失点。逆転を許し、開幕から7戦全敗の球団ワースト記録となってしまった。
2死一塁から右翼ファウルグラウンドへ飛球が飛んだが、前川がグラブに当てながら落球。風で打球が押し戻されたことで目測を誤り、失策が記録された。
さらに2死満塁から遊ゴロをさばいた小幡が、二塁へ悪送球。なおも2死一、三塁から浜田が放った左中間への打球に対し、中堅に入っていた森下が追いつきながらもグラブに当てて落球。このプレーにも失策が記録され、エラーがらみで一挙4失点となった。
3度もチェンジの場面がありながら味方の拙守に足を引っ張られた桐敷は球数が40球を超える事態に。なおも2死一、三塁から代打・内山に同点タイムリーを浴び、打者一巡した。さらに小幡が2個目の失策を犯し、ついに逆転を許してしまった。ベンチの岡田監督も1イニング4失策の異常事態に厳しい表情を浮かべた。
結局、八回、九回と反撃することもできずまさかの大逆転負けを食らった阪神。これでオープン戦は開幕から7戦全敗。球団ワースト記録となった。試合後、岡田監督は4失策について「普通は起きひんけどなあ」と語っていた。