阪神・岡田監督「もう雲泥の差よ」開幕指名の青柳を大絶賛「えっ、最初から決めとったよ。正月からよ」【一問一答】
「オープン戦、阪神5-6ヤクルト」(8日、甲子園球場)
1イニング4失策の守乱でオープン戦開幕7連敗となった阪神・岡田彰布監督は「すごいことが起きるなあ」と苦笑いを浮かべた。それでも開幕投手を託した青柳は「雲泥の差よ」と4回1安打無失点の快投。決めた時期について問われると「えっ、最初から決めとったよ。正月からよ」と発言し、全幅の信頼を寄せた。
以下、岡田監督との一問一答。
-桐敷がかわいそうな内容に。
「なあ。初めてやな、俺も。1イニング、4失策って」
-1死とる間に、失策が続いた。
「2アウトからやろ?すごいことが起きるなあ」
-風もあって、外野は難しさがあった。
「難しさっていうか、浜風は、いつものアレやからなあ。前川も久しぶりにライトを守ったけど。森下もセンターを守ってなかったけど、なあ。普通の当たりやけどな」
-野球の怖さを再確認
「野球の怖さて。まあ、そういうことやろうなあ」
-オープン戦でよかったという試合だった。
「まあ、そうやな。シーズンでは、そんなメンバー変えへんからのお。そらな。まあ今日は外野がおらんかったからなあ。小野寺とか植田もファームの試合に行ってたから。もういてなかったんや、外野」
-小幡も珍しい。
「まあなあ。普通にお前、あわてることないのになあ」
-追うような立場の選手のああいうミスは寂しいか。
「まあでも、あのへんは1軍に残るような選手やからのう。まあ、ポジションはどこになるのかわからんけどなあ。外野にしても」
-かえって気が引き締まる一戦になるか。
「気が引き締まるていうか、こんなんなあ、普通は起きひんけどなあ(笑)なんにも言わん方が気が引き締まるんちゃうか。ごじゃごじゃ言わん方が(笑)」
-青柳は久しぶりだったが。
「おーん、良かったよ。ずっとブルペンもええからな。試合前も良かった言うとったから、抑えるやろな思とったけどな」
-持ち味を出した。
「まあ、今日もフォアボール出したけど荒れ球やないからな。狙ってちょっと低いとかな、そういうボールやからな。それは全然心配してないけどな、この寒さもな、あったし、それは全然、コントロールも去年とは全然違うよ、それは」
-昨日ああいう形で開幕投手を伝えたが、キャンプのブルペンからそういうものを見せていた。
「おーん、ずっといい、だから言うてるやん。去年とは雲泥の差よ、そら、キャンプからのな」
-いつ頃決めたのか。
「えっ、最初から決めとったよ。正月からよ」
-昨年と一番違うのはコントロールか。
「そらキレも違うやろな、ボールの力もな。やっぱりスライダーとか変化球はけっこう曲がりが大きくてな、コントロール良うなってるからなあ、ブルペンでもな、おーん。それでやっぱりストライク取れるから、去年のスライダーとかカーブ、ほとんどストライク入らなかったで、おーん。大きくお前、結構左に曲がりすぎてのデッドボールあるやろ、あれな。スライダーとかカーブなあ。引っかかったやつな、そういうのがないもんな、今なあ」
-あらためて監督室に呼んで言ったりは。
「してないしてない。何にもしてない。そんなんする必要ないやん別に」
-正月から決めていたというのは今季にかける気持ちを買って。
「いやあ、でも普通に考えたら青柳やろ。なんで?ほか誰おる?そんな1年ぐらいぱっとお前、なあ、2ケタ勝ってもそんなんもう簡単に開幕なんか行かれへんで、そんなんわ」
-侍から帰ってきた2人もスタメンで。
「そうやん。だから、お前、いやいや、向こうファーム行かしたからなあ、森下も使わんと外野おれへんからな、今日こっちは、おーん。まあ中野もなあ、もう中野もだからな、高寺使いたかったからな、2打席でもう2打席でええわと思ったから最初から、うん」
-高寺は打つ方でいいものを。
「そうやなあ、おーん。ええとこで打ったよなあ」
-追い込まれたあとの打席もよく見えた。
「うん。まあ、だから結果としてはそらなあ、すごい一番いい場面でヒット出たわけやからな。ちょっとサードもできる言うから、最後サードも試したんやけど」
-このまま週末は。
「置いとく、置いとく、うん。また明日もファーム行ったり、入れ替えるから、ちょっと。もうちょっとこっちにメンバー呼んどかんとあかんかも分からんな。後半寒いしよぉ。最初から行くやつはある程度五回、六回でなあ。明日の方が寒いらしいから、またこれな、その辺で代えなあかんからなあ。もうちょい人数こっち呼んどかなあかんかも。最後おれへんもん、誰も。おーん」
-個々に任せている時期だが、状態を上げてくれているか。
「そら自分でヒットとか出てな、自分で調子上げていけばいいだけの話や、それは個人個人に関してはな」
-実際に主力の状態は上がっているか。
「まあ今日は(変則の)石川やからなあ、わからんわ」