阪神・近本 左右に打ち分け収穫マルチ OP戦打率も3割乗った
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「オープン戦、阪神5-6ヤクルト」(8日、甲子園球場)
開幕へ向けて仕上がりは順調だ。阪神の近本光司外野手(29)が広角に打ち分けてマルチ安打。オープン戦の打率を3割に乗せた。
「この時期の結果としては何も考えてない」と話しつつ、「石川さんは特別なんで。石川さんは石川さん(を攻略するため)の打ち方があるので、それができた」。詳細は話さなかったが、シーズンでも対戦する技巧派左腕との今年初対戦で収穫を得た様子だった。
初回無死は追い込まれた後、カウント1-2から外角チェンジアップを見極めて、内角高めのシュートを捉えた。左前に落として、今年の甲子園初安打。二回1死一、二塁は高めに浮いたスライダーを引っ張って一、二塁間をゴロで破る右前適時打を放った。沼田と対戦した3打席目はストレートの四球。代走が送られて交代となった。
オープン戦は7試合で打率・316。特に沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた後は4試合で13打数5安打、打率・385と結果が出ている。不動のトップバッターに現時点では死角は見当たらない。