阪神・岡田監督 「ピッチャーつぶしたらアカンよ、ほんまに」「キャッチャーが(投手の良さ)消してしもたらアカンわなあ」一問一答
「オープン戦、阪神4-5巨人」(10日、甲子園球場)
阪神は開幕カードの前哨戦となる巨人との“伝統の一戦”は甲子園でのオープン戦で歴代最多となる4万1129人が詰めかけたが、球団ワースト記録を更新するオープン戦開幕9連敗。2007年以来のオープン戦甲子園全敗も決まった。岡田彰布監督は「ピッチャーつぶしたらアカンよ、ほんまに」と捕手陣に苦言を呈した。岡田監督との一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-岡留は投げるたびに評価が高まる。
「今日は桐敷が投げられへんかったからな。(8日・ヤクルト戦で)球数増えたからな。だから2イニングいかしたけど、良かったんちゃう」
-(中継ぎの)ポジションも上がっていく。
「いや、ポジションて、順番は決めてないよ。ゲラ、岩崎は最後の方になると思うけど、それまでは決めてない、決めてない。まだ決められへんよ、まだ10試合以上残ってるのに。そんな順番とかやるのはもっと後よ」
-岩崎はどのように見ていた。
「どのようにって普通やろ」
-新人はこれだけ観客が入った中で投げる経験は少ない。
「そらみんなやで。だからどんなピッチングでも、津田にしても、最後(捕手)に言うたんや。(カーブが)1球ボールになったらもう使わへんやん、だからアカンねん、はっきり言うて。最後なんかベンチから言うたんやで『カーブ投げ』言うて。分かるやろと思うけどな。ピッチャーつぶしたらアカンよ、ほんまに」
-そのへんの課題は直らない。
「巨人のバッターなんか分かっとるわけやからな。やっぱり、もうちょっと準備せなあかんと思うで俺は。ピッチャーのええ球がカーブやのに、なんでカーブ投げへんねやろって。キャッチャーがストライク取れるリードやないんや、ピッチャーのいい球を引き出してやらなアカンねんからな。それがボールなる時もあるやんか。それでも(投手の良さを)消してしもたらアカンわなあ」
-中野の死球は。
「大丈夫やろ」
-甲子園は大入り。
「営業の話やん。俺らになんにも返ってけえへん」
-(オープン戦9連敗に)済んだことは仕方がない?
「別にそんな(笑)」