１２日のロッテ戦に登板予定の阪神・門別啓人投手（１９）が甲子園で投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで最終調整した。２日の日本ハム戦（札幌ド）での先発から間隔が空き、「早く投げたい」とウズウズしながらも、雨予報を心配した。

　中９日での登板を控える中、千葉の降水確率は９０％。「これ以上、登板間隔が延びないでほしいですね」。ただ、雨雲に好かれていることが判明した。「去年もファームでは雨で１０回ぐらい先発が流れてます」。２軍では有名な雨男だった。

　当然、試合に備えての準備はできている。前回登板から２度のブルペン入りで投球勘の維持に努めた。「真っすぐを一番大事にして。そこから変化球を生かしていければいいかな」。ロッテ打線には昨季本塁打王のポランコもおり、最高の腕試しができそうだ。

　ＺＯＺＯマリン特有の強風に関しても先輩から情報を得ている。変化球は普段よりも曲がりやすいが、「それでもしっかりストライクが入るように」と頭に入れた。とにもかくにも、試合開催を祈っている。