阪神・森下「虎は集中した時に強い」 開幕に向け内角攻め克服へ
阪神・森下翔太外野手(23)が千葉遠征出発前の鳴尾浜で、王者の底力に自信を見せた。チームはオープン戦初戦からまさかの9戦全敗。“春の珍事”に周囲がざわつき始める中、若き主砲はどこ吹く風だ。
「雰囲気もそこまで悪くない。やっぱり集中した時に強いのがタイガースだと思うので、オープン戦はしっかり個々の能力を見直して、シーズンで一体化となっていければいいなと思ってます」
プロ1年目からリーグ優勝、日本一を経験。試合を重ねるごとにチーム一丸となった強さを実感した。オープン戦はまだシーズンへの助走期間に過ぎない。森下自身も前日10日の巨人とのオープン戦(甲子園)ではバットを寝かすなど試行錯誤を続けており「もっと工夫したバッティングというか、自分の理想に近い形に仕上げていきたい」と意欲を燃やす。
課題の一つが内角攻めの克服だ。「インコースを攻められた時にどれだけ対応できるか。(投手の)右左両方、自分の体でコントロールできるかというところを意識したい」。12、13日のロッテとのオープン戦までは個々のレベルアップ期間と位置づけられており、貴重な打席を無駄にするつもりはない。大学時代にもプレー経験があるというZOZOマリンを経て、総仕上げを図る。