阪神2軍 和田2軍監督は3安打の井上に「追い込まれても打てないなって感じはしない」 ドラ3山田は「大したもん」

 1回、左翼フェンス直撃の適時二塁打を放つ井上
 1回、和田から左前打を放つ山田
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 「教育リーグ、ソフトバンク5-4阪神」(12日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神は逆転負けを喫したが、相手先発の和田から若虎打線が4得点を挙げた。

 まずは初回にドラフト3位の山田が左前打を放つと、2死一塁から井上が左翼フェンス直撃の先制適時二塁打。四回には井上の2打席連続安打を皮切りに、栄枝と戸井がタイムリーを放った。

 山田は2打席目も安打を記録し、3打数2安打。教育リーグは5試合連続安打とした。井上は津森からも安打を放ち、3打数3安打で4出塁だった。

 一方で心配なのは、ドラフト2位の椎葉。この日から2軍本隊へ合流となったが、1点リードの八回に登板すると無死一塁からリチャードに逆転2ランを被弾。直球を打たれる場面が目立ち、1回4安打2失点だった。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -相手先発の和田から若手が結果を残した。

 「そうやね。打席に立てたことがいい経験にもなるし、そこである程度の結果を出せた。ただ、全員じゃないからね。結果を出した選手は、それを自信にしたらいい。ダメだったら、1軍クラスの投手と当たる時には何らかの工夫がいる。自分より格上の投手の時に、工夫の仕方というのが自分の財産になっていくわけだから。今日、4回まで投げてきて、各選手が感じたことがあると思うんでね。それを今後に生かしていってほしいな」

 -井上は全て追い込まれてからの3安打。

 「今は状態もいいっていうのがあるんだけど、打席でバタバタしなくなってきた。ちょっと動きすぎてるところはあったけど。止まってるよりはいいんだけどね。それが落ち着いてきてるよね。だから、追い込まれても打てないなって感じはしない。何とか対応したろっていうのが、見て取れるね」

 -山田はまた打った。

 「大したもんだよね、この投手(和田)から打てるというのは。変化球を打って、真っすぐを打ってというね。対応力というのは、ここまではいいね。これを続けていくことで自分の力になってくる。今は起こってることが全部いい経験だと思うんでね。色んなことを吸収して、色んなものを見て、色んなものを感じて、やっていってほしいな」

 -茨木は6回3失点といいところも悪いところもあった。

 「そうだな…。茨木のいい時を知ってるから、そこにはまだ届いてないかな。今日の投球もよく言えば、悪いなりに投げられたかなというね。そういう感じだから。もっともっと直球のスピードガンが出る選手だし、キレってところでもキレがなくなったら、コントロールも散らばってるしね。修正部分もたくさんあって、課題もまた出てきてるんでね。去年の今頃に比べたら随分成長してる。さらにというところ。元々、真っすぐのいい投手なんで、質とか、球のキレとか、そういうところがまだ本来の茨木の球じゃないと思う。そこら辺を自分のいい時に近づけていってほしいな」

 -椎葉が合流したが、これから状態を上げていく。

 「1軍でも同じような感じで打たれてるんだよね。それがファームだったら抑えられるとかじゃなくて、ファームでも同じ感じってことは、やっぱり球の質がもう一つだと思うからね。1軍のキャンプにもずっと帯同してて、色んな気疲れもあるし、体力的にもいっぱいいっぱいの中で今は野球をやってるから。これを乗り越えないといけない。それは精神面もあるし、もっと体力もつけないといけないし。技術もまだまだだと思うからね。やっぱり今日のファームでも、こんだけ捕まるんだよ、プロでは。そこら辺を自覚してもらってね、次に向かっていかないといけないな」

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