阪神・岡田監督は抑えを固定せず開幕迎える意向「開幕からピタッと形なんか作られへんよ、はっきり言うて」【一問一答】
阪神は14日、バンテリンドームで全体練習を行い、キャッチボール、投内連係、シートノック、フリー打撃などで調整した。15日の中日戦からは徐々に本番を想定しながらの戦いになるが、岡田彰布監督(66)は試合の最終盤を任せる岩崎、ゲラの2投手について、どちらが抑えかを決めないまま開幕を迎える可能性を示した。
岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-中継プレーを入念に確認。ノイジーと木浪も終わった後にコミュニケーションを取っていた。
「おーん。ここは広いからな。結局な、おーん」
-確認作業が大事になってくる。
「もう、そんなできへんやんか。甲子園も使われへんし、おまえそれ」
-その点もあって中継ぎをこっちに呼んだ。
「まあ、そうやな。だから、これからもうドームで人工芝やし、ずっと。甲子園帰るまで土ないもんな、考えたら」
-ある程度リリーフも並びを想定して投げていくか。
「いやいや、まだそんな、想定してないよ、まだ。まあ、多分全員は入れへんと思うけどな。まだはっきりあんまり聞いてないけど。まあ、ある程度、明日からは先発が投げるから、5回くらいわな。球数と合わしてそのくらいは投げたら。そんな後ろもいらんからな。半分ずつくらいでも順番でなあ、半分半分でいって、最後の方になってちょっと連投したり、そんな形になるやろうな」
-抑えは最後まで見て判断するか。
「まあ、どっちかや。あの2人。別にホンマにこだわってない。それは」
-ゲラを連投させたりもするか。
「本人もなんかなあ、そういうの言うてるけど、もっと後でええわ。そんなもん。もっと最後のあれでええわ」
-一番後ろは、シーズンに入ったらどちらかを決めるか。
「まあ決めなあかんと思うけどな。まあちょっと、最初は右、左でもええけどな。両方同じやったら決めてもええけど、右左やからなあ。誰って、そこまでちょっと決められへん、まだなあ」
-去年と同様に勝ちパターン全体は戦いながら固めていくのか。
「そういうことやろ、結局な。一番大事なのは七回からやからな。結局はな。七回から絶対に点をやらないようにな。それは点差とか状況でな。1点をやれるような展開やったら1点はやってもいいというかな、そらもう、これからはもう試合展開やわな、結局は」
-2人は一度九回を投げさせて来週にも決めるのか。
「いやいや、だから決めへんて、まだそんなんは。シーズン入っても右左の関係でもええわけやから別にな。形いうのはすぐおまえ、開幕からピタッと形なんか作られへんよ、はっきり言うて」
-逆にゲラがどれだけシーズン入っても。
「まあ、分かってるのはそら岩崎やけどな、おーん。ゲラも、そうやなあ、明日から中日はなあ、中日はもう1回投げたんやな、北谷でな。まあちょっと1回後ろな、次はもうパ・リーグ相手なるからな、2カードは。一番後ろでどんな投球するか見てみてもいいし、まだ中継ぎに関してはテストできるよ、おーん。いつでもいけるわけやから、結局なあ」
-ミーティングでサインを決めたと思うが、全体的に去年と大きく変わることはないか。
「そんな変わらん変わらん変わらん。やることは一緒やんか、そんなのは。そんな新しいことなんか、新しいサインていうか、やることはそんな変わらへんから」
-いい意味で去年の継続という形か。
「まあ、そういうことやん」
-去年使わず終わったものは。
「え?使わないまま終わったんは、スクイズぐらいやな。まあセーフティースクイズはあったけどな、おーん」
-増やしたり減らしたりは。
「一緒一緒一緒それは。別にそんなあれやん、削る必要もないし。おーん、別にそれはあれや、ある程度ゲーム展開でなあ、おーん。まあスクイズ言っても、今もうスクイズとかあんまりやる球団ないぞ、でも。セーフティースクイズのほうが多いよ、やっぱりなあ。そういうのが確実やからなあ、確実というか、まあ、なあ、外されてなあ、完璧にアウトなるよりはなあ、そっちの方が点は入りやすいかも分からんしな、今の野球はな。だからおまえ、そのへんやなあ」
-明日の中日戦は相手先発も柳のようだが、主力のフル出場は。
「いや、まだフルは出えへん、させへんよ。もう明日から先発は開幕ピッチャーから順に投げてくるから、どこの球団も。こっちもな、ある程度そうやし。でもそんなんフルではやれへんよ。別にあした勝たなあかんとか、そんなんはないわけやから。そら徐々に開幕に向けてのな、あれやから。まあな、この間みたいに先発が2人投げるんじゃなしに、先発がある程度投げたらリリーフ陣が投げるわけやから、これからは。一回だけ(先発が)重なるとこあるみたいやけどな、それは抜きにして、そういう9イニングの中のゲーム展開とか、点を取っていくというか、今までとは戦い方が違ってくると思う」
-中日は最初の対戦が週末。
「うん、また一緒のメンバーやろな」
-本番の対戦を意識しながらの戦いか。
「いやまあ、俺らも見るけど、スコアラーも見とるからな。柳、高橋、メヒアかな。そんなんもう分かってることであって、当然セ・リーグ同士の時は、これは公式戦でも当たるわけであって、それは選手も分かっとるよ」
-中継ぎ陣の見極めは続く。
「いやいや、見極めはそんなせえへんよ。もう使えるメンバーを残してるわけやから」
-七回、八回などの適性の見極めは。
「いやいや、見るのは右左とか、そんな関係や。そういうことやろ。相手の打順とかな。その順番や。今までは順番決まってたやんか、右左とか関係なしに。でもあしたからちょっと右の時は右ピッチャーにしたり、左が並んだら左のブルペン陣いくよ、あしたからな。それはゲーム、公式戦モードで。作り方もあるやろ、ブルペンでの」