阪神ドラ3・山田 打って走って満点デビュー ウエスタン開幕戦で初打席初安打「いいスタートが切れた」
「ウエスタン、阪神13-1広島」(15日、鳴尾浜球場)
ウエスタン開幕を飾った13点爆勝に、“新鮮力”が打って走って躍動した。阪神ドラフト3位・山田脩也内野手(18)=仙台育英=が公式戦初打席初安打をマーク。2四球を含む3出塁で積極的な走塁も見せて、「開幕にしては本当にいいスタートが切れたと思います」と誇らしげにプロとしての第一歩を刻んだ。
開幕戦スタメンに「9番・遊撃」で名を刻んだ。「オープン戦(教育リーグ)と違った緊張感は少しあったので、それを感じられたのは良かったと思います」。迎えた初打席は二回無死一、二塁、低めのスライダーを捉えた打球は先発・野村の足元を抜けて中前へ。「1打席目に打てたので、そこは一つホッとしたっていう気持ちはあります」と最初の1本に胸をなで下ろした。
大量得点差がついた終盤には足で追加点を挙げた。七回先頭で四球を選んで出塁。井坪の右二塁打に一度は三塁でストップしかけたが、中継がもたついたのを見逃さず、再加速して本塁を駆け抜けた。「均衡した場面であの走塁ができれば、チームの勝利につながっていくと思う」と胸を張ったプレー。和田2軍監督からも「山田の走塁は隙を突いて素晴らしかった」と称賛された。
教育リーグでの打撃好調をキープして、シーズンに突入した18歳。「1軍に上がってプレーしたいなっていう気持ちはすごいあります」。プロ1年目、目標達成のために鳴尾浜で走攻守に磨きをかけてアピールする。