阪神 完封負けで5年ぶりのオープン戦11敗目 無死満塁でまたも得点奪えず 佐藤輝明が3安打で復調気配も
「オープン戦、中日4-0阪神」(17日、バンテリンドーム)
阪神は完封負けで2019年以来のオープン戦11敗目となった。16日の中日戦で欠場した佐藤輝は「5番・三塁」でスタメン復帰。2回1死から中日先発・メヒアの150キロ直球を捉えて中越え二塁打。六回には中前打、八回には左前打を放ち3安打のアピール。ただ打線は得点機で決定打が出なかった。
打線は2点を追う三回に2死一、三塁としたが前川が二飛。3点ビハインドで迎えた六回には前川の右翼線二塁打、佐藤輝の中前打などで無死満塁の絶好機を作るも森下が一飛、坂本が三ゴロ併殺に倒れて得点に結びつけなかった。
八回には佐藤輝のこの日3安打目となる左前打などで2死一、二塁としたが森下が二飛に打ち取られた。
前日16日の中日戦では初回2死満塁から得点できたものの、三回1死満塁と八回1死満塁から無得点に終わっていた。
一方で近本は好調を維持。三回2死から中前打を放ち7試合連続安打。さらに二盗も成功させて今オープン戦初盗塁をマークした。
先発は発熱で9日・ヤクルト戦の先発を回避していた才木で二回に2点の先制を許す。この回、無死二、三塁から石川昂に151キロ直球を右前へはじき返しされ1点を先制されると、1死一、三塁から村松に右犠飛を打たれて2点目を失った。
五回には無死一、三塁から辻本の併殺崩れの間に1点を奪われ、この日は5回8安打3失点。開幕3戦目の先発が見込まれる右腕。才木は2月25日・中日戦でも3回2失点だった。
2番手で六回に登板した新助っ人・ゲラは1死二、三塁の場面で三好への初球に158キロを計測。ただヒヤリとする場面も。2死二、三塁から中島の打球は三塁線へのボテボテのゴロ。これを捕球したゲラは、すかさず一塁送球を試みたが、右足をひねったような態勢となり送球できず。結果、投手内野適時打として来日初失点を許した。
また、ドラフト5位・石黒が八回に登板。星城高時代、3年夏の愛知大会で対戦経験のある石川昂を捕邪飛に打ち取った。