阪神・近本 今季初盗塁&7戦連続安打 OP戦打率・342で首位打者浮上

 「オープン戦、中日4-0阪神」(17日、バンテリンドーム)

 着実に準備を整えている。打って良し、走って良し。阪神・近本が7試合連続安打に今季初盗塁を記録し、6年目に向けて順調に調整を続けている。

 2点ビハインドの三回。2死走者なしで第2打席を迎えた。カウント2-2から中日先発・メヒアが投じた高めの150キロ直球に反応。コンパクトなスイングで中前へとはじき返した。

 8日のヤクルト戦(甲子園)から7試合連続となる快音。「自分がやりたいことをできるかどうかだと思う。できたかどうかは別として」と独特の語り口調で順調ぶりをうかがわせた。

 オープン戦出場13試合目で足の状態も確認。「サインが出てたんで、初球から走ってアウトになってもいいと思ったんで」。続く木浪の打席。けん制球の後の初球、スタートを切ると、悠々と二塁を陥れた。

 オープン戦は「力まない」をテーマに臨んでいる。力むことでボール球に手が出たり、打てる球も打てなくなる傾向に。力みをなくしたことで、余裕を持って打席にも立つことができている。

 仕上がりに死角はない。ここまで38打数13安打、打率・342でオープン戦首位打者に浮上。得点圏打率・500も規定打席到達者の中では、トップに立っている。

 プロ4年目までは開幕に向けて状態が上がらず、スタートでつまずいた。しかし、昨季は3、4月で30安打を記録し、打率・333と“スロースターター”を返上。「結局はトータル」と振り返っていたように、ことさらスタートダッシュを意識することはないが、それでも視界は良好だ。

 オープン戦も残り5試合。刻一刻と本番が迫るが、やることに変わりはない。「いや、全然まだ公式戦じゃないんで、公式戦に近くする必要もないんで。オープン戦はオープン戦」。連続安打や打率だけが調子のバロメーターではない。虎のリードオフマンは抜かりない調整で開幕に挑む。

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