「ウエスタン、中日３－３阪神」（１９日、ナゴヤ球場）

　名古屋の地でも存在感が光った。ドラフト３位・山田脩也内野手（１８）＝仙台育英＝が攻守で躍動。まず魅せたのは打撃だ。左肘手術からの復活を目指す大野相手にもひるまなかった。

　三回、２点を奪い逆転に成功してなおも１死三塁。１打席目は空振り三振に倒れた中「すごいコントロールがいいピッチャーでしたし、積極的に打っていければ」という意識で打席に立ち、カウント２－１からツーシームを左前適時打とした。“大野撃ち”でのウエウスタン初打点。それでも「ヒット重ねることで徐々に自信がついてくると思う。誰からでもしっかり打てるようにやっていきたい」と冷静だった。

　守備では２点リードの六回２死二、三塁でイレギュラーなバウンドをした打球を体で止め、冷静に一塁へ送球する好プレーを披露。和田２軍監督は「いやー、あれは大きかったよ。２打点分の守備だと思う」と称賛。山田も「いい対応ができた。自分でもいいプレーだったのかなと思います」と胸を張った。

　この日は遊撃でフル出場。「九回までの感覚も徐々につかんできてるところなので、結果求めながらやっていきたい」。期待の１８歳から目が離せない。