阪神・富田 収穫と課題の100球 6回2失点 練習中のフォークに好感触「結構良かった」

 「ウエスタン、中日9-2阪神」(20日、ナゴヤ球場)

 収穫と課題を得た100球だった。岐阜から応援に駆けつけた両親も見守る中、阪神・富田蓮投手は腕を振った。冷たく強い風が吹きつけていたが、五回までは上々の投球を見せた。

 四回には2死満塁のピンチも尾田を投ゴロに。直球、スライダー、カットボールなどで見逃しを奪う場面も多く、「どの球でもストライクを取れるのが改めて分かった」とうなずいた。

 一番試したかったのはフォークだ。前回登板の9日・ヤクルトとのオープン戦(甲子園)で決め球に困り、現在練習中。「ブルペンでしか試してなかったですけど、今日使ってみて結構良かった」と好感触を得た。

 ただ、六回には自身の失策でピンチを広げ、押し出し四球などで6回7安打2失点(自責0)。「六回の球が高くなったり、自分のミスで点につながったところは課題」と反省も口にした。

 9日の登板後には、岡田監督が短いイニングでのリリーフ起用の可能性も示唆していた。中継ぎの枠はまだ定まっていない状況なだけに富田は「ファームで結果を出すだけ。やるべきことをやって、その上で1軍に上がれるならうれしいこと」と気合十分。結果を出し続け、1軍に食い込んでみせる。

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